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#HeaRoom「今知っておきたいコロナ時代のTwitter採用ノウハウ」質問全回答!(最終更新:5/8)
4/30、5/8の2回、弊社HeaRで行なったウェビナー、「今知っておきたいコロナ時代のTwitter採用ノウハウ」より、皆様からお寄せいただいたもののお答えできなかった質問への回答集です。
多くの方のお申し込み・ご参加、ありがとうございました!
▼セミナーの詳細とレポートはこちら
4/30のウェビナー質問回答!
Q. Twitterのフォロワーペルソナって1アカウントあたりどれくらい設定してますか?
A. 原則は、欲しいポジションの数だけ用意しましょう!ただ、「いろんな人向けにツイッターやるの難しい……」と感じる場合は、もう少し抽象度をあげたペルソナを作り、採用コンセプトを軸に運用するのがおすすめです。複数名で採用アカウントを運用できる場合は、最低限「エンジニア系」「ビジネスサイド系」「バックオフィス系」でわけると運用しやすいかもしれません。
Q. プロフィールの例が見てみたいです!写真やヘッダーへのこだわり、こうすべき!というtipsを教えてください。
A. 最初に使いたい型はこれ!
・アカウント名は簡潔に
・プロフィールで自分は何者なのか一言で伝える(例:株式会社〇〇の人事)
- どこの会社で何をしているのか
・自分を代表する過去の経歴は何か
・自分の関心のある領域
・人間味/親近感を呼ぶ情報
アカウント名は長すぎると表示の時に省略されてしまうので簡潔に!『⭐️Ayana⭐️HeaR人事広報マーケティングセールス💎青春の会社で頑張る新米人事🌱』みたいなのはやめましょう。
良い例:
HeaR株式会社(ヒアー) 人事広報担当 / 国際教養大学中退→アプリの事業会社でPM・新規事業開発・採用広報を経験→現職 / 仕事が青春。働いて青春してる大人を増やしたい/人事がブランディングを頑張るコミュニティ #HRTweets @HRtweets_info主宰/ ライター歴4年+、キャンプと和服とお肉と筋トレ
悪い例:
HeaR株式会社で働いています。採用を頑張っているので転職考えている人はDMください。会社にご依頼がある方はinfo@xxx.xxxまで!
あとは小技ですが、ツイートがラッキーでバズった時、そのバズツイートを見た人が興味を持ってくれるようなプロフィールに微調整することも大事です。
プロフィール写真は「わかりやすい顔写真」がおすすめです。せっかくなので、会社でカラーを統一してみんなで同じ丸枠を使うのも想起集合獲得のためにはGood! あとは「グラデーションの枠を使う」という小技もあります(instagramのストーリーを想起させて押してしまうので、プロフィールクリック率が上がりました)。
ヘッダーの写真は「親しみやすさ」を大切にしましょう!ちょっと面白い画像とかを使うのはアリです。逆に作り込み過ぎていると、企業感・営業感が出てしまうこともあるので控えめに。参考までに私のプロフィールのヘッダーは「最近美味しかったご飯」でたまに更新しています。(笑)
Q. Twitterで使う採用コンセプトってどうやって決めてますか?
A. もうそこはお任せください!!!HeaRの得意分野です!!こちらの記事に採用コンセプトの作り方はめちゃくちゃ詳しくまとまっています。
かいつまんでご説明すると、「会社の魅力を整理して洗い出す」「その魅力を伝えるための”核”になるキーワードを考える」というのが非常に重要です。Twitterではキャッチーなワードは好まれやすいので、「覚えやすい」「キャッチー」「会社をよく表している」キーワードを探してみてください。
確定した採用コンセプトをハッシュタグで乗せていくのもGoodです!
Q. チームでTwitterをやる時、ポジショニングは被らない方がいいのでしょうか?
A. 採用ペルソナによりけり!めちゃくちゃ細かくペルソナが定まっているのであれば、全員似たようなポジショニングでTwitterをやるのも強いです!
採用したい層が明確に定まっていて、このポジショニングのどこが刺さるのかわかる!という場合は、一点突破、全員近いキャラでやるのは想起集合獲得において効果的です。
一方、「たくさんの職種を採用する」「いろいろな人を入れたい」場合はばらつかせてOK。優先度でいうとこんなかんじです。
1. 採用ペルソナに合わせたポジション
2. 運用者が動かしやすいポジション
3. 会社の雰囲気にあったポジション
臨機応変さが受け入れられやすいので、いろいろ試してみるのも楽しくなります。
Q. 自分が狙っていくべきクラスターは何個くらい見つければいいですか?
A. 採用したいポジション1つにつき、2個くらいが目標です!
たとえば、「デザインにある程度造詣のあるマーケターが採用したい」となった時、狙っていくべきは「デザイナークラスター」と、「マーケティングクラスター」の人々。簡単にいうと、採用ペルソナの興味のある分野を分析して、どんなクラスターにいるのかあたりをつけてみるのが重要です。
もちろん獲得を狙うクラスターは一つでも問題ないのですが、採用要件が複雑になるにつれて、2つ、3つのクラスター間の重なりの部分にいる人を探していく必要が出てきます。
Q. ツイート数を増やしていくのにはどうしたらいいでしょうか?
A. 「何つぶやいたらいいかわからない……」という気持ちは捨ててOK。なんでもつぶやきましょう!
Twitterで呟くことに慣れていないときは、本当に何を言ったらいいのかわからないですよね。私のオススメはこの3つ。
・自分の思考を短文でアウトプットする癖をつける
Slackのチャンネルとか、自分のメモ帳とか、鍵をかけた自分だけのプライベートTwitterアカウントとかでなんでもいいから思ったことをつぶやいてみる。「なんでもいいって言われても……」って今思いましたか? それをつぶやいてみましょう!
・曜日ごとにだいたいどんなツイートをするか決めておく
月〜金、プラスして朝・昼・夜で、ツイートする内容の方向性をスケジュール化してしまうのはありです! たとえば、「月曜朝は今週の抱負」「水曜昼は今日食べたもの」などなど
・逆に「これはつぶやいてはいけない」という内容をしっかり定義
炎上しないか?大丈夫か?と不安になりがちな人にはこれがオススメ。人事であれば、「候補者のと会話の内容」「会社の機密」などは絶対離してはいけないですし、「ゴシップや、誰かを叩くネタもやめる」とあらかじめ決めておけば、それ以外のことはつぶやいてOKなので心理的に楽になります。
とはいえ、採用ペルソナに訴えかけたりいろいろ制約のある人事のツイッター運用方法。いくつかつぶやきテーマのアイディアを載せておきますね。
・今日読んだニュース
・最近読んだ本の感想まとめ
・会社であったおもしろエピソード
・Twitterのトレンドに乗っかる
Q. Twitterの運用目的は1アカウント=1つにすべきですか?
A. 最初の間(フォロワー1000人くらいまで)はそれがやりやすいと思います! Twitterのフォローまでのフローは、ツイートを見る→プロフィールを見る→フォローする、なので、運用目的に合わせたツイートとプロフィールを用意しておいてフォローを促すことが最初は重要です。
ただ、ある程度フォロワー数が増えてきて拡散力がついてきたら、運用目的に少し幅をもたせても大丈夫です! まずは認知向上のための拡散性の獲得が一番大事なので、わかりやすいアカウントを心がけてみましょう。
Q. フォロワーを増やしていく上で「壁」ってありましたか?
A. ありました!2000人くらいまで辛かった……多くの方は1000人くらいまで苦労するみたいです。
あんまり昔のフォロワー推移がなくて申し訳ないのですが、Twitterを運用し始めてから1年くらいはだらだらとやっていたのもありフォロワー数の増加率は非常に低かったです。安定的に伸びるようになってきたのは、2000人を超えたあたりから。2000人くらいまでは、こちらからフォローする人をどんどん探したり、いいねをつけまくったりで頑張っていました。
Q. Twitterアナリティクスの見方を教えてください!
A. お任せを!Twitterの自分の個別のツイートからみられるアナリティクスがわかりやすいです。「ツイートアクティビティを表示」もしくは左側の電波みたいなマークのアイコンを押すと出てきます。
インプレッション:誰かのタイムラインに表示されて、みられた回数
エンゲージメント:そのツイートをクリック/タップしたり、反応した回数
プロフィールのクリック数:ツイートからプロフィールに飛んだ数
少しわかりにくいですが、違いはこんな感じです。セミナー中に説明したCPE=(Click profile per Engagement)は、このプロフィールのクリック数をエンゲージメント数で割ったもの。上の画像の場合は、12%でした。
Q. フォロワー数が増えてもいいねが伸び悩む時はどうしたらいいですか?
A. 「このツイートは伸ばしたい!」というツイートをする前にやるべきことがあるんです!
・(会社で複数名で運用しているときは)お互いにいいねとRT
Twitterのアルゴリズムで、「つぶやいてからすぐいいねがついたツイートはTLの上の方に来やすい」という法則があります。自分も含め、いいねをつけていく協力者がいると心強いです!
・他の人のアカウントにいいねをつけてから呟く
もちろん通知からアカウントに飛んでみてもらう……という効果もあるのですが、こちらもTwitterのアルゴリズムで、「自分にいいねしてくれた人のツイートがTLの上の方に来やすい」という法則があります。全体的な自分からのいいね数を増やしてみるのも効くはず。
・過去のツイートの中で、いいねが多かくCPEが高かったツイートの分析
王道ですが、分析はきっちりと!1週間おきくらいにやっていくと非常にわかりやすいです。だいたい自分のつぶやいている内容を「仕事の話」「会社の出来事」「自分の話」「趣味のこと」「トレンド」などでカテゴリ分けして、スプレッドシートなどで管理、並べ替えて反応が良かったものをみてみてください。
Q. ポジティブな会社の内容ばかりだと、ビジネスアカウントとしてみられたり信憑性が下がってしまう気がします。どうしたらいいでしょうか?
A. 塩梅が難しいところ、でも基本はポジティブツイートでOK!
正直難しい課題なのですが、基本会社のネガティブな情報は出さない方が良いです。残念ながらフォローしてくれている人は、自分のアカウントのすべての情報を読んでいるわけではなく、どのツイートを次にみることになるかの予想は立てられません。たまたまネガティブだったり、課題感を訴えるツイートが並んでしまった時に発生する悪い印象を回避するためにも、ポジティブな発信を心がけましょう。
信ぴょう性についても難しいところですが、ビジネスアカウントっぽさを消すためには自分の学びや自分の話を増やしていくのが効果的です。目指すべきは、「なんかTwitterでいつも楽しそうなこの人、会社のことが大好きなんだな」と思ってもらうこと。セルフブランディング込みで考えるとGood!
Q. クラスターの見つけ方やインフルエンサーの見つけ方を教えてください!
A. 明確に「この人はこのクラスター!」とわかるわけではないので、まずは地道に採用ペルソナに近い人をTwitterで探しましょう。TLでよく見かけるインフルエンサーは、リストなどに保存していくとやりやすくなります!
クラスターとは、「同じ関心や目的があってツイッターをしている人たちの横のつながり」です。ほとんどの人が、「自分は〇〇クラスターだ!」とわかっているわけではないので、枠組みはなく見えにくいのが特徴。一方、同じクラスターにいる人たちは同一のインフルエンサーをフォローしていることが多いので、まずは「自分の採用ペルソナに近いユーザー」と、「自分のゴールになり得そうなインフルエンサー」を探しましょう。
探すべきインフルエンサーについて
・フォロワーが5000人〜10000人以上
・フォロー:フォロワーの比率が1:2以上の人(フォロワーの方が倍以上多い)
・ツイートが定期的で多い
・自分のタイムラインによく出てくる人
・自社の採用したいペルソナに近い
Q. 同じ人事や役職のフォロワーだけではなく、採用で欲しい層のフォロワーを増やすためにはどうしたらいいですか?
A. 採用ペルソナの所属するクラスターを探し、そこのインフルエンサーのつぶやきを参考にしましょう!
先ほどの回答にも似ていますが、Twitterの運用は「うまくいっている人を真似ること」も非常に重要です。採用ペルソナがどんなものに興味を持っているのかわかれば、そこから「憧れる、フォローしているインフルエンサー」を探すことができます。
次はそのインフルエンサーのツイートを徹底的に分析しましょう。
・何時頃つぶやいている?
・いいねが多い投稿は?
・どんなことに関するツイートが多い?
これらをチェックし、「インフルエンサーがつぶやいているニュースについて自分もつぶやいてみる」「そのインフルエンサーをフォローしている人をフォローして行ったり、いいねをつけていく」ところから始めるのが良いです。
Q. Twitterのアカウント、会社公式と個人ならどちらがいいでしょうか?
A. 「会社のネームバリューや超ヒット商品がある!」というケース以外は、原則個人のアカウントでやるのが吉!
会社のアカウントで運用がうまく行っている例もありますが、かなり会社のネームバリューや話題性がある、もしくは中の人(担当者)の運用がうまい!という場合を除いて伸びにくいのが現状です。かく言う私も、会社の公式アカウントを伸ばすのはあまりイメージがつかないところ(正直……すみません!)
一方、個人でやるツイッターは、仕事の話だけではなく「その人自身への」興味でフォロワーを引きつけることができるので、動かしやすいのが特徴。実名・顔出しのアカウントは増えてきましたが、特に人事や採用業務で人と関わることが多い場合は、「Twitterの人!」とすぐに認識してもらえる利点もあるので、個人で始めるのがおすすめです。
Q. エンジニア採用について他に気をつけるべきことがあれば教えてください!
A. エンジニア歴の浅い方は比較的採用しやすいですが、歴が長く優秀なエンジニアさんを惹きつけるためにはTwitterだけでなくコンテンツの拡充が必要です。
今回もご紹介した、#Twitter転職 #hiyokonitsuduke などのタグで転職先や就職先を探されているエンジニアさんは多くいらっしゃいます! 一方で、その中の多くの人たちが、経験年数3年(以下)程度だったり、今回初のエンジニア就職だったりするケースがほとんど。未経験からの採用を検討している場合は比較的すぐ候補者を見つけることはできますが、比較的熟練度の高いエンジニアさんを採用したいと思った場合、Twitterの運用だけではなかなか難しいところがあります。
エンジニア採用を行う場合は、社内の優秀なエンジニアさんにフロントに立ってもらいTwitterを運用してもらうのは効果的です。一方、「協力してもらえない……」となった時は、技術ブログの執筆や勉強会の開催を打診してみましょう。
多くの場合、優秀なエンジニアさんのTwitter運用の目的は、「高い技術を持った人の発信を見る」「あたらしい技術について調べる、情報を得る」ことです。プログラミングに造詣が浅い人事だけではアトラクとできない可能性も。
定期的なアプローチ、こちらからのフォロー、いいねづけ、社内でエンジニア採用に向けたイベントを行う時のDMでのこまめな案内など、中長期的に良い関係を築き、「次回の転職で話を聞きたいな」と思ってもらえるような関係構築が重要です。
5/8のウェビナー質問回答!
Q. Twitterのポジショニング、人事はどこのポジションが多いんですか?
A. 「コミュニティ形成系」が多いです。候補者との関係構築を大事にするには最適!
Twitter採用で重要なことは、まずはその会社を知ってもらうこと(認知)、その会社のファンになってもらうこと(興味)の二つ。定期的にコミュニケーションをとることで認知→興味の遷移を起こしやすくなります。
ただ、実際は自分のポジションとつぶやき、プロフィール内容にある程度一貫性があればやりやすいところでも大丈夫です。「どれからやっていいのかわからない……」ということであれば、どんどん他者と関わるコミュニティ型をお勧めします。
Q. フォローフォロワー比って気にしてますか?
A. ある程度気にしてます!最初は調整が難しいですが、1:1を超えないようにしましょう。
気にしすぎも良くないのですが、フォロー/フォロワー比は初期の頃でも1:1を超えないように気を配っていました。というのも、
・無差別にフォローしていると思われないようにしたい
・ある程度自分が採用したい(あるいは興味を持ってくれそうな人)にフォローされたいので、自分がフォローする人も厳選したい
こういう考えがあったからです。
多くのツイッターアカウントの運用を見守っていますが、初期にフォロー数が増えすぎるとそれを逆転するのはかなり難しい傾向にあります。フォローバックを狙ってフォローを大量にすれば一時的にフォロワー数も増えるのですが、あくまでも「フォローのお返し」であり、自分のツイートに興味を持ってくれたわけではないというケースが多数。
最初は伸びも地道になりますが、フォロワー数よりもエンゲージメント数を気にしていく運用の方が確実です。
Q. Twitter採用で広告はつかう?
A. 使うのも戦略的にはあり!ただし、目的別でどのアカウントから広告を出すかは考える余地あり。
Twitterの広告はかなり精度が高いので、過去にインターン募集などで広告を回していた経験もあります!広告配信を行うアカウント・発信内容によっては効果抜群です。
広告配信をする時は、以下のことに気をつけてみましょう!
・ある程度アカウントが育っていること(フォロワー0、つぶやき数極小で初めても、広告を見る人からしたら”なにこれ……?”となってしまう)
・ダイレクトに求人票につなげたり、採用HPにつなげる場合は企業アカウントでの広告配信の方が一貫性がありわかりやすい。
・逆に、ブランディング系の記事につなげる場合には個人のアカウントでの配信がおすすめ。
Q. Twitter上で会社名が出せないのですが、リクルーティングしてもいいでしょうか?
A. 全然オッケー!CXの観点を忘れずにコミュニケーションを。
これはありだと思います!大きい会社さんによっては社名を出すと身動きがとりにくいこともあるとおもうので、オープンにできない場合は必ずしも社名を公表する必要はないと思います。
DMなどでメッセージを送る時には、どこの会社の誰なのかを明記すればOKです。加えて、なぜ社名を出していないのかに関しても一言でいいので触れられると候補者さんは安心です。
また、DMでメッセージを送ったりリクルーティングをする前に、必ず複数回候補者さんとリプライでコミュニケーションをとりましょう。「いつも話してるあの人だ!」と思ってDMを見るのか、「誰だこれ?」と思ってDMを見るのかによって反応はかなり違います。
社名が出せないぶん、ここのコミュニケーションを丁寧に行うことでCXもアップ!
Q. 自社の採用ペルソナがSNSを使っていなさそう。そういう時にはどうしたらいいでしょうか?
A. Twitterは情報への流入経路。よりコンテンツの拡充に力を入れましょう!
業界や業種によっては結構あり得ると思います。一方、Twitterの国内利用者数は4500万人超、必ずどこかに採用したい人はいます。ただ、ビジネス利用していないアカウントだとそもそも運用目的が見えにくいのでダイレクトなアプローチはやや難航します。
戦略として考えられる例は以下の通り。
1. まず、Twitter利用者の中で自社の採用ペルソナに近い人材はどんな人なのかを考える。
2. Twitter内で見つけることが困難な場合は、”拡散性の高い採用広報コンテンツ”を準備。あくまでも拡散経路の確保という意味でTwitterのフォロワーを増やしていく。
3. Twitterを育てた上で、広告の利用
4. 現在”ビジネスアカウント”として使っているわけではない層を含めて認知を拡大していく
現実的にダイレクトなアプローチが難しいケースでは、とにかく認知の拡大と採用用コンテンツへの流入量の増加を目指します。アカウントとして多くの人に見てもらえるようにコミュニケーションをとったり、フォロワー数をKPIにおいて伸ばしていきながら、コンテンツを拡充させましょう。
Q. ニュース記事などをツイートする時、URLを貼る?RTする?
A. 引用RT、もしくは記事のTwitter投稿をRTしたあとにコメントや考察を!URLを貼るとインプレッションが下がります!
いろいろ検証したのですが、URLを直接貼り付けたツイートはインプレッションが下がります(Twitterのアルゴリズムによる?)。また、URLに飛ばれてしまうとプロフィールクリック率が大幅に下がるので、オススメは以下の手段。
・元のニュースが貼られたツイートをRT→そのあと見解や考察
・元のニュースが貼られたツイートを引用RT
・元のニュースの引用元を明らかにした上で、文章のスクショを貼る(※これをやる時は、ツリーで引用元をしっかり載せましょう!)
Q. 採用担当としてのつぶやきと、自分の好きなお話はどれくらいの比率でやったらいい?
A. 肌感、採用:自分ネタ=4:6くらいでOKです。
採用アカウントなんだから採用の話を!と思ってしまいがちですが、宣伝っぽくなりすぎるよりは「なんか素敵なアカウントだな!」と思ってもらえた方が結果的にはGoodです。
より細かく分けていくのであれば、
採用情報:ペルソナに刺さる有益な情報:自分の趣味やなんでもOK枠=3:4:3くらいを目指していくのが良いです。仮に、1日20ツイートを目標とした時、6ツイートが採用にまつわる話。8ツイートがペルソナに刺さる有益な情報や人事視点の考察、のこり6ツイートは好きな話をしてOKです。
Q. 企業アカウント運用の注意点は?
A. 「有益な情報を淡々と」or 「キャラクターのしっかりした面白いアカウント」のどちらかに振り切りましょう!
別の回答でもお話ししていますが、企業アカウントを伸ばすのは非常に難しいです。人間味が出ないかつ一方的な情報発信になりやすいこともあり、親しみを持ってもらうのは至難の技です。非常に難しいので、弊社HeaRでも公式アカウントはほとんど動かさず、ほぼ全てを個人のアカウントでまかなっています。
運用方法としては二つあり、一つは「有益な情報を淡々とポートフォリオ化していく」こと。もう一つは「圧倒的な面白いアカウントにしていくこと」。このどちらかの運用スタイルがおすすめです。
一つ目の「有益な情報を淡々とポートフォリオ化していく」スタイルでは、フォロワーの爆増は望めません。一方、フォローしてくれている人がいる時点で採用情報に興味がある人たちを厳選できるので、採用情報・会社広報記事などを密度高く配信することが可能です。定期的な更新を心がければかなり有益に使えます。
もう一つは、会社アカウントだけれど運用者の個性を出して面白く運用し、他の人とどんどん会話をしていくスタイル。SHARPの公式アカウントなどがこのスタイルで話題になりましたよね。すこしセンスとテクニックが必要ですが、当たればすごい効果が出る可能性もあります。ハイリスクハイリターン!
Q. 新卒就活アカウントへのアプローチ方法で良いものがあれば教えてください!
A. Twitter経由で採用イベントの開催をアナウンス!あるいは、新卒の学生さんが知りたがっているような話を呟くのに力を入れましょう!
直接の新卒採用として使っている学生さんはまだまだ少ないですが、感度高くインターンなどを行なっている学生さんは結構Twitterを使っています。まずは学生さん向けの採用イベントを作り、Twitterで集客してみるのがおすすめです。
そもそものフォロワー母集団形成に関しては、新卒の学生さんが知りたがっている「人事の裏側」や、「新卒一括採用の時に人事が見ているポイント」などを発信すると、就活生クラスターの中で一斉に拡散されることが多いです。有益情報の発信を主軸として、より濃い接点が持てるよう取り組んでみるのがおすすめです。
Q. 個人のアカウント、企業のアカウントで成功しているアカウント例を教えてください!
A. お任せを!
【企業アカウント】
・bosyuさん( https://twitter.com/bosyu_me )
直接の採用アカウントではありませんが、bosyuというサービス普及に一役買っている重要な存在。定期的な改善報告や人間味のあるリプライ、bosyuを使おうか悩んでいる人に積極的に話しかけにいくなど親しみのある運用がすごいです。
・サイバーエージェントさん( https://twitter.com/ca_recruit_info 他)
会社のネームバリューがあるので、認知で悩んでいる場合に真似するのは難しいかもしれません…が、特徴は「新卒採用」「新卒エンジニア採用」など、職種によってアカウントと発信情報を変えているところ。
・薬剤戦師オーガマンさん( https://twitter.com/ohga_man )
大賀薬局という老舗の薬局さんが始めた戦隊ヒーロー。「薬飲んで、寝ろ」というキャッチーなコピーが大きな話題に。このキャラクターの知名度向上とともに薬局への知名度も向上した面白い例です。
【個人のアカウント】
・採用モンスター 鴛海さん( https://twitter.com/recruit_monster )
Twitter経由でエンジニア向けもくもく会を開催し、ものすごい数のエンジニアを採用した凄腕の方。
・トゥモローゲート 刑部さん( https://twitter.com/osamiho_tg )
Twitterでものすごいフォロワー数を誇るトゥモローゲート社の採用広報担当者さん。会社の雰囲気にあった「熱いメッセージ」がツイートの特徴。
【チーム運用で想起集合をとっている会社】
・ユーティルさん( https://twitter.com/Shin_Iwa_Utill )
代表の岩田さんをはじめ、みんな枠がオレンジ。ホワイトペーパーやノウハウの共有などを頻繁にTwitterで行なっており、知名度が高くなってきている注目の会社です。
・basicさん ( https://twitter.com/takeshisumida_ )
全社的にTwitterを盛り上げるのが天才的に上手です。みんなで同じ背景を利用しているので、ブルーのモザイク柄を見かけた瞬間basicさんを思い出します。
Q. 他SNSとの使い分けはどのように行なっていますか?
A. Twitterで重視すべきは「コミュニケーションベースの関係構築」。そもそもリクルートが前提のサービスではないので、”中長期的に見て会社への興味が強い人を採用したい時はTwitter”。
もっとダイレクトに行きたい時は別SNS(Linked Inなど)、ある程度会社に興味を持ってくれた人たちグループベースで関わっていきたいならFB、よりおしゃれで洗練された雰囲気の広報をしたい(文字ベースではなく写真ベース)場合はInstagramがおすすめです。
基本的にはTwitterは丁寧にコミュニケーションをとりファンになってもらった上で採用に動くためのツールです。ダイレクトなアプローチも可能ですが、丁寧にやる方が効果が出やすいです。
▼HeaRで公開中のTwitter採用の資料はこちら!
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![Ayana Tajima](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17953447/profile_46f965b81380d088a3745899cf54476b.jpg?width=600&crop=1:1,smart)