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二宮金次郎の「学びを活かす力」のすごさ
二宮金次郎と言えばあの薪を運びながら勉強をする銅像を思い出しますよね。
最近ではあの歩きながら本を読むことは危険だ、教育上良くないということから銅像の姿が変わったという話ですが、それってどうなんでしょうね・・・。なんか違う気もしますが。
おっと、今回はそんな話をするつもりはありませんでしたので、本題に戻りたいと思います。
二宮金次郎の力のすごさを知っていますか?
私もあまり知らなかったのですが、金次郎のすごいところは「学びを活かす力」に長けていたことです。
これは現代でも身につけると役に立つ力かもしれません。
では、その力を知る前に金次郎とはどんな人だったのかを知ってみましょう。
金次郎は本当に勤勉、機転のきく優秀な人物
金次郎は農家の生まれで、早くに父親をなくし貧乏極まりない生活をしていました。
そのため子供のうちから父に変わって働かなければならないことになるのですが勉強をしたい金次郎は薪を運ぶときも勉強をしていました。
超まじめな子供ですよね。なぜ金次郎はそこまでして勉強をしたかったのか知りませんがすごいモチベーションです。
果たして私の子供そんなふうになってくれるかな・・・。
金次郎の勉強の活かし方
金次郎がまだ12歳のころ、土手を作る工事を手伝うことになったのですが、子供の金次郎にとってはかなりの重労働。大人と同じように働くことができません。
それを心苦しく思った金次郎。
何をしたと思いますか?
金次郎は家に帰った後に、作業をしている人たちの「わらじ」を人数分作って、配ったそうです。
金次郎は出来ないことだけに囚われず、自分ができることに意識を向けて頑張ることができる子供だったんですね。
すごいですよね。普通の子供はこんな風に考えることは出来ないですよね。いや、大人だって出来ない、私も出来ない。笑
さらに金次郎のすごいところは、土手にお小遣いをためて買った小さな木を植えたのです。それも200本。
どうして?
頭の回転が早い人ならもうお気づきですね。
それは「木が成長すれば、根をはり土手を強くする」からです。
土手を作ればそれで良しとなってしまいそうですが、金次郎はその先を見据えていたのです。子供ながらに未来を見据えて、何をすれば良いかが分かっていたのですね。
そしてそのための行動ができたというのです。
へー・・・すげえ・・・。
もうなんだかすごすぎで怖くなってきました。笑
どうでしょうか、わずか10歳ちょっとの子供にこんなことができますか?
自分で考え行動することができる力。学んだことを実際の場で活かすことができる力。
これは現代の子供、そしてこれからの未来を生きる子供たちにとっても必要な力ではないでしょうか。
二宮金次郎の銅像が撤去されることは残念に思います。
もっと大人が金次郎のすごさに気づき、大人も金次郎のすごさを学び、子供に伝えるべきではないでしょうか。
いやはや、それにしても金次郎恐るべし。
この記事の参考書籍
この本はみんなが知っている超有名人に失敗についておもしろおかしく書いています。
人間は失敗から学ぶことの方が多いですよね。あの有名人たちはどんな失敗をしてきたのでしょうか。今回紹介した二宮金次郎も実は大きな失敗をしています。
これだけすごい少年であった金次郎が一体どんな失敗を?気になりますよね。
この本は私は中高生にも読んで欲しいと思っています。すごく読みやすい本で、思わずクスッと笑ってしまうような本です。これから長く人生が続く若者たちに読んで欲しい1冊ですね。
もちろん大人も楽しめます。現に私が今楽しんで読んでいます。