せっかく野菜を摂っても、栄養素が届けられていないかもしれません。野菜選びのポイントと知っておくべき安全性と栄養素の話
日本人の野菜摂取量は年々減っていて、約7割は1日に必要とされる野菜摂取量350gが摂れていません。
摂取量の他に野菜を摂る場合に、もう一つ考えなければいけないことがあります。
それは、野菜の安全性と栄養素が届けられているか?ということです。
せっかく健康のために野菜を摂っても、その野菜のせいで病気になったり、栄養素が届いていなかったら、本末転倒になりますよね。そこで、どんな野菜を選べば良いのか、野菜選びのポイントと、無理なく手軽に栄養素を細胞まで届ける方法をお話していきます。
国産は安全という時代は終わりました。
あなたは野菜を買う時、どんな基準で選んでいるでしょうか?
国産を買っておけば安心!という価値観はもう古いかもしれません・・・
日本の農薬使用量は世界トップレベル
日本の農薬使用量は実は世界トップレベルです。
農薬が大量に使われているイメージのアメリカはなんと!日本の1/5の使用量です。
日本は世界に逆行して農薬の規制緩和をしている
そして、先進国はどんどん農薬の使用をやめていますが、日本では、逆に基準を緩和しています。
ミツバチの大量死の原因として知られている、ネオニコチノイド系農薬(殺虫剤)について、人や自然への影響が強く懸念されており、EUでは2013年頃から規制を強化、2018年にはフランスが使用を全面禁止になりました。アメリカでも4種類のネオニコチノイド系農薬の新たな農作物への使用や空中散布など新たな使用法を認めない方針を決めています。
一方で、日本は、2015年にネオニコチノイド系農薬の1つであるクロチアニジンの残留基準を緩和し、ほうれん草は従来の13倍である40ppm、春菊は従来の50倍である10ppmに引き上げています。
ラウンドアップの商品名で知られる、除草剤グリホサートについても、発がん性が強く疑われ、危険度を示す5段階評価で、上から2番目に高い「グループ2A」に分類されています。
そのことから、世界的に規制が強化されており、ドイツでは2023年末までに全面禁止する方針を決めています。
アジアでも、ベトナムが2019年に輸入全面禁止を打ち出すなど、規制が拡がっています。
これに対し日本では、2017年にグリホサートの残留基準を小麦が従来の6倍の30ppm、ライ麦が従来の150倍の30ppm、トウモロコシが従来の5倍の5ppmと規制緩和をしています。
輸入品は、収穫後の農薬散布に注意が必要
欧米諸国のほうが農薬や化学肥料の使用が少ないからといって、輸入品が安全かというと、そうとも言えません。
自国内向けには使用できない農薬や化学肥料を、輸出向け栽培品に多く使用していたり、オーガニック栽培をしていても、出荷時に防腐剤、防カビ剤、ポストハーベストが使われている場合もあります。
化学肥料の使用により栄養素がスカスカに!?
化学肥料は、安価な農産物を安定供給するために、農薬とともに大量に利用されてきました。しかし、その化学肥料と農薬の大量使用により、土壌の微生物の生態系を破壊し土壌を酸性化しました。それにより、土壌は化学肥料に依存しないと作物が育ちにくい環境になってしまっています。
植物に必要な栄養素は化学肥料で与えられる栄養素以外に、微生物や動物などから供給されるミネラルも必要としますが、土壌微生物の生態系が破壊された場所で育った野菜は、これらミネラルが少ない野菜となってしまいます。(見た目ばかり大きくて中身のない野菜となってしまいます。)これらミネラルは、野菜の味にも影響が出ることが近年の研究でわかってきていますので、子供の野菜嫌いの原因にも化学肥料、農薬が関係しているのかもしれません。
https://www.ritsumei.ac.jp/tanq/298303/
せっかく食べても栄養素が細胞に届いていない
そもそも、日本人の7割は1日に必要な野菜を摂取できていないわけですが、 その野菜不足を認識し、野菜を食べるようにしたとしても、農薬や化学肥料の問題などにより、必要な栄養素が細胞に届いていないという問題が出てきてしまいます。
ですので、野菜選びはすごく大切なんですね。
野菜を選ぶポイント
では、どんな野菜を選べは良いのでしょうか?野菜を選ぶポイントをお伝えします。
野菜を選ぶポイント
野菜を選ぶポイントは、
オーガニック
有機農法
無農薬
季節の野菜
です。
健康志向の高まりから、大手スーパーマーケットでも、オーガニック、無農薬野菜のコーナーが設けられているところが多くなってきましたので、そちらを利用すると良いと思います。
今は、栽培技術、保存技術、輸送技術の向上などで、季節と関係なく色々な野菜を食べられるようになりましたが、季節外れの野菜は、旬の野菜と比較して栄養素が少ないことがわかっています。
日本食品標準成分表2020年度版でほうれん草のビタミンCを比較すると、夏の20mgに対して、冬は60mgと3倍のビタミンCが含まれていることがわかります。これはハウス栽培でも同じことが言えるそうです。
冷凍野菜も活用する
冷凍野菜は、旬の野菜を価格の安い時期に仕入れて冷凍保存しているので、季節外れの野菜よりも栄養価の高い野菜を食べることが出来ます。
買い物は応援であり投票です!
なぜ危険が叫ばれている農薬や化学肥料を使った野菜が多くあるかというと、消費者がそれを選んできたからです。
見た目がきれいで、価格が安く、いつでも食べられるもの、そういう物を多くの消費者が選んできたので、生産者も、見た目がきれいなものを、安くたくさん売るために、農薬や化学肥料を使います。
消費者が、見た目や価格だけで選ばず、安全で安心できる物を選んで購入するようになれば、今までの栽培方法では売れなくなりますのでシフトしていきます。
買い物は生産者への応援であり投票です。
あなたは、どんな生産者を応援したいですか?
国も有機農法を推進し始めています。
日本は世界から逆行しているというお話をしていましたが、ようやく、2021年5月に農林水産省が「みどりの食料システム戦略」を策定し、2022年7月に「みどりの食料システム法」が施行されました。
これにより、日本でも国主体で、農薬や化学肥料の使用を減らし、有機農法を推進していくようになりました。
しかし、日本では始まったばかり。
今はまだ、自分たちでしっかりと選んで行かなければいけません。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/attach/pdf/meguji-full.pdf
忙しいあなたへ
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更にこの3Second Saladは、エピジェネティクスという、野菜やフルーツの栄養素を細胞レベルで届け、遺伝子の正常な働きを「ON」するように設計されています。
表面的に栄養素を摂るのではなく、摂るからには、しっかりと細胞に届き、作用するところまで考えられているサプリメントは、他にはないと思います!
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