クラウドファンデイングはじめました。人生初!
事実も小説も”奇なり”
#キナリ杯 を企画しnoteに旋風をまきおこした
作家の岸田奈美さんのことばだ。
考えたら、いまのこの世界も”奇なり”だし、
わたしが生きているということも”奇なり”
としか、言いようがない。
そして、わたしがクラウドファンディングを
することになるなんて”奇なり”。
なぜ、することになったかって?
Instagramのせいかもしれないし、
COVID-19のせいかもしれないし、
緊急事態宣言のせいかもしれないし、
#キナリ杯 のせいかもしれない。
「せい」じゃなくて「おかげ」とも言える。
だけど、40歳になってInstagramにハマって、
世界中でパンデミックになり、
日本で緊急事態宣言がでて、
緊急事態宣言がでて、
#キナリ杯 が開催され、
応募し、
惨敗し、
優勝したときの皮算用が露呈し、
それを実現するために本をつくり、
クラウドファンディングをすることになったんだった。
どこからどこまでが、
なにかの、だれかの「せい」なのか? 「おかげ」なのか?
どこからどこまでが、じぶんの意思だったのか?
そんなことはわからないけど、
いろんな作用反作用から、いまがあることは確かだ。
いずれにしても、
夏がきたら「冷やし中華はじめました」となるように、
時が満ちて、クラウドファンディングはじめました。
どこにも行けない、だれにも会えない。
でも、生活だけはつづいていく。
そんな先の見えない暮らしのなかでこそ、
「ささやかな日常のたのしみ」が必要でした。
Please send me a photo of what you find in your everyday life!
COVID-19が世界中に蔓延しているなか、
ひとりひとりが暮らしのなかでみつけて撮った写真を
送ってほしいとInstagramで呼びかけてみました。
ダメもとで送ったDMに、応えてくれるひとたちがいました。
そして、世界中のひとたちから届く日常写真には、
「ささやかな日常のたのしみ」以上のものが写っていました。
それは、ひとりひとりの「尊い日常」でした。
これまで、こんなにも世界中でおなじ境遇を意識しながら
ちがう国、地域、気候、文化、政治のなかで
ひとしく「尊い日常」をわかちあったことはなかった
と、おもっています。
どこにも行けない、だれにも会えない日常のなかで、
わたしたちは出会って、こころを通わせました。
完成した本のタイトルは『7WEEKS』です。
ちょうど、日本に緊急事態宣言がでていた期間が
7週間だったことに由来します。
『7WEEKS』は、コロナ禍のなかでもひとりひとりが、
「尊い日常」をおくっていたことを忘れないために
つくった本です。
ソーシャルディスタンスやオンラインがもてはやされる
今だからこそ、実際に手にして触れられて重みのある
リアルな本を世界中のともだちに届けたくなりました。
緊急事態宣言がでていたあのとき、
いつ、どこで、だれと、なにを、していましたか?
この本を通じて、そのときの「尊い日常」の記憶を
まいにちの暮らしをたいせつにしているあなたや
本を愛する人あなたと、わかちあいたいです。
うーむ
事実も小説も”奇なり”