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漢方薬って実はすごいのかもしれない
先日も記事に書いたが
最近体調がどうもすぐれない。
風邪気味で鼻はつまるし
のどの調子も悪い。
かと言って熱が出ているわけではないので
仕事を休むほどでもない。
このような状態が数日続いている。
最初症状を感じ始めた時には
薬も何も飲まずに対処しようと思っていたのだが、
症状を感じ始めて2日経った一昨日、
家に置いてあった漢方薬を飲んでみることにした。
漢方薬を飲んだと言いながらではあるが、
私は元々漢方薬に対して懐疑的な見方をしていた。
なぜなら、漢方薬が効くとされている論理は
何となく精神論のような気がしたからである。
ショウガを食べると体が温まるように
漢方とはそのぐらいのものなのだろうと
私は長らく思ってきた。
では、今回なぜ飲んだのかというと、
体調が悪い今こそ漢方薬が効くかを
試すチャンスだと思ったからである。
今回飲んだのはメジャーな漢方薬である葛根湯。
飲みながらパッケージを見てみると
風邪の症状以外にも頭痛や肩こりなどに
効くと書かれている。
西洋医学の薬ならばこんなことはあまりない。
狙っている効果以外に色んな効果があるということは
一見すると効果が曖昧なように思えるが、
逆に言うと、漢方の考え方ではこれらの症状は
同じ原因で起きていると考えられていると
いうことなのだろう。
そう思いながら苦い漢方薬を飲み下した。
そうして迎えた昨日の朝。
相変わらずのどに違和感はあるものの
不思議な事に鼻がスッキリしていたのだ。
前日漢方薬を試そうと意気込んでいた私であるが、
そんなことなど完全に忘れており、
「あれ?なんか今日鼻の調子がいいな」などと
意気揚々と朝の作業をしていた。
そしてふと自分が漢方薬を飲んでいたことに
気が付いたのである。
そこで自分の体に意識を向けてみると
他にも感じていた不調も
少しマシになっている気がした。
もしかすると、漢方薬は私が思っていたほど
怪しいものではなく、
継続して飲むとさらに効果を実感できるかもしれない。
そう思うと何だか視界が開けるような気がした。
病院などで処方される対症療法の薬ではなく、
漢方は体を整えることで治癒力をサポートし、
根本から治す事にフォーカスした薬らしい。
30代までは漢方薬を飲まずとも
殆ど体調を崩すことがなかったが、
私もそろそろ漢方薬のお世話になる時が
来たということなのであろう。
妻曰く、家から10分ほど行った場所にある
町医者が漢方を処方してくれるらしく、
診察してもらうと症状に合った漢方を
出してくれるらしい。
毎年その町医者には花粉症の薬をもらうためだけに
訪れていた私であるが、
次の土曜日にでも相談しに行ってみようと思う。
ちなみにその町医者の先生は
風貌が尾木ママに似ている。
その町医者に行く際には
「尾木ママのところに行ってくるわ」と
家の中で言っているのは
ここだけの話である。