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売れるものと売れないものの違い
この週末はずっと家にいた。
日曜日には息子のサッカーの試合があったのだが、
試合会場の車の乗り入れ台数が制限されていたので
大きい車に乗っている他の方にお願いして、
私は家にいることができたのだ。
妻は2週間後に迫った資格試験に向けて
勉強をするというので
私は娘と一緒に過ごす事になった。
いつもなら娘と一緒に外で遊ぶことが多く、
比較的時間があっという間に過ぎるのだが、
土曜日の朝に娘は首を寝違えてしまったらしい。
首が痛いとあまり動く気にはならないので
絵を描いたり動画を見たりして
過ごすことになった。
私はせっかくできた家時間を無駄にしたくないので
仕事で擂るようなTo Doリストを作り、
それをせっせと消し込むことにした。
日ごろ休日は感覚的にTo Doをこなしているが、
いざリストアップしてみると
次にやることが明確になるし、
何よりリストを消し込んでいく感じが気持ちいい。
順調にリストの消込みを進め、
私は本棚の前に立った。
我が家には壁に取り付けた本棚があるのだが、
この本棚から本があふれ出しているのだ。
そのあふれ出した本の大半は妻と子供たちの
ものなので、
私が勝手に処分するわけにはいかない。
だが、自分が所有しているものであれば
処分することはできる。
大した量ではないものの、少なくとも自分の分は
何もない状態にしたいと思い、
それを売りに出すことにした。
私は一時メルカリで本を積極的に売っていた時期がある。
自分が出品したものが売れる感じが楽しかったし、
それで少し小遣いが得られるのも
何だかビジネスをしているようで楽しかったからである。
だが、自分が面白そうだと思って仕入れた本が
なかなか売れないような状況が続き、
結局自分では読まないけれど売れるのを待つ本が
増えてしまったので
ある時に出品自体を全てやめて本を処分したのだ。
そこからは純粋に自分が読みたいと思う本だけを買い、
それを売ることなく本棚に入れるようになった。
私はそれほど本を沢山買うわけではないので
本棚に並んでいる私の本は10冊ほどであるが、
久々にそれをメルカリに出品してみる事にした。
久々にメルカリのアプリを立ち上げ、
商品の写真を撮ってアップすると、
驚いたことに出品して瞬く間に4冊の本が
売れてしまったのである。
残り6冊も出品しようと思っていたが、
こうなると早く出荷してしまいたい。
早速以前に購入していた梱包資材を取り出して
本を梱包して近くのコンビニから出荷することにした。
ちょうど娘も映画を1本観終わったタイミングらしく、
二人でお散歩がてら出品しに行くと、
何だか余計なものを処分したスッキリ感と
それによってお金が入ってきた嬉しさ(すぐに入ってこないが)
そして、散歩をした気持ちよさで
何とも言えない心地よさを感じた。
以前メルカリで本を売っていた時には
このような感覚はあまりなく、
どのようにすれば多くの人の目に留まるのか、
価格設定はどうするべきか、
写真の撮り方をどうすればいいのか、
などを考えることばかりで
あまり売ることを楽しいと思えなかった。
だが、今回の様に自分が面白いと思った本を
深く考えずに売りに出してみると
案外すんなり売れて気持ち良かった。
もちろんビジネスとなれば
そんなに甘くないのかもしれないが、
自分が本当にいいと思っているものは
案外魅力が伝わるし、売れるものなのかもしれない。
そんなことを改めて感じさせられた。
かといって、再びメルカリで積極的に
本を売ろうとは思わないが、
残りの6冊も時間ができた時に売りに出して
楽しんでみようと思う。
沢山のTo Doをこなせたとともに
色んな気づきのある楽しい週末であった。
ちなみにメルカリでは価格の交渉などを
持ちかけられることがあり、
それが案外面倒だと感じる。
この値段で嫌なら買って頂かなくて結構という
強気なビジネスの姿勢は
実はメルカリで身につけたものである。
実際に利益を上げ続けるのは難しいが、
ビジネス感覚を養うには
メルカリはとてもいいツールだと思う。
まだしたことのない方がいればぜひ。