このごろの読書のこと。(令和5年夏ver.)
このごろもね、あいもかわらず、
本は読んではいるのですが、その
読書の感想をブログで書く、というふうには
なかなか至っていなくって。
それは、たぶん、やっぱり、
読書感想文を記す、というのが苦手、
ってゆうのもあれば、でも、
この本の感想を書きたいなあ! とは思いながら、
ブログに書くタイミングを逃した、ってえのもあるけど。
ともすれば、今回のブログではさ、
このごろ読みました本のことをね、幾冊か、
感想みたいなことも添えてブログ書いてみたい〜。
・イェワン・クーンさん著
『奈良美智 終わらないものがたり』
長期の取材及び関係者の証言をもとになされた
「奈良美智論」、300頁超、約400点の画像、
読みごたえ、すごい。
いろいろな作品のことを知ることができたり、
また、これまで訪れました奈良さんの展覧会のことを
思い出したりもしておりました。
・養老孟司さん著
『ヒトの壁』
以前購入したまま、読めていなかったのですが、
あるとき、ふと、今読もうと思い立ちました。
コロナ下でのこと、そして、
養老先生の愛猫「まる」のこと、また、
考え抜かれた養老先生のことば及び文章が、
僕はだいすきだなあ、とぞんじました。
・YOASOBI
『はじめての - EP』
YOASOBIの「はじめての」プロジェクト全四曲、及び、
島本理生さん・辻村深月さん・宮部みゆきさん・森絵都さんによる
小説作品が、四冊の文庫サイズとして収められた
「コンプリート版」を購入しまして、作品も読みました。
ぼくはこのごろ、小説はほとんど読まないですが、
読みながら、とってもわくわくしたなあ。そして、
読み終えてから、あらためて曲を聴くと
その光景がはっきりと見えてくるように感じておりました。
・孫泰藏さん著
『冒険の書 AI時代のアンラーニング』
今、この世界における
「これから必要な勉強ってなんだ?」について、
主人公の「僕」が、あらゆる時代の書籍(冒険の書)を
ひもときながら、考えてゆく。
「僕」が本を読み始めると、毎回、
まばゆい光に包まれ目の前が真っ白になり、そして、
その本を記した偉人たちと出合うストーリーが素敵でした。
・小田嶋隆さん著
『小田嶋隆のコラム道』
小田嶋さんの『日本語を、取り戻す。』を読み終えてから、
この本も読みたくなり、図書館で借りてまいりました。
逡巡するかのように記されたようにも感じられる「コラム道」は、
たとえば、未開の地に「道」を通すかのごとく、
そんなふうにも想いながら読んでおりました。
巻末にて掲載されている、内田樹さんとの対談もよかったなあ。
・坂本龍一さん著
『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』
この本はとくに、感想がうまく言えない。
この本が刊行されたこと、そして、
この「ことば」が残されたことが、
ただただ、有り難い、と想いながら読んでおりました。
鈴木正文さんによる「著者に代わってのあとがき」も、
すばらしかったです。
永く、音楽を、聴くことができたら。。。
・干場弓子さん著
『楽しくなければ仕事じゃない』
WEBサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」にて、先日、
糸井重里さんとの対談を読んでから、
書籍も読みたくなり、図書館で借りました。
とくにはさ、干場さんのおっしゃる
「ミッション」についてのことを、
じぶんの中でも考えてみたくなったし、また、
【何を言うかではなく、何を言わないか。
何をするかではなく、何をしないか。
そこに、その人の美学が表れる。(273頁より。)】
のことばを読み、励まされるように感じました。
・山本さほさん作
『てつおとよしえ』
漫画家・山本さほさんのご両親、そして、
ご家族のエピソードが詰まった漫画作品。
おもしろかった〜!
犬の「ミゲル」のお話、なんか、よかった。
ぼく自身も、亡くなった父のこと、及び、
一緒に住んでいる母のことを考えられたい。
・稲葉浩志さん『稲葉浩志作品集 シアン[特装版]』
B'z・稲葉浩志さんの歌詞及びインタビューの書籍、
予約していたのが先日届きまして、まずはほんのすこしだけ
「1988→1991」までのインタビューを読み終えました。
(『夜にふられても』のエピソード、初めて知りました。)
書籍の文章を読みながら、まるで
稲葉さんの声が聴こえてくるようだなあ。
分量が多いので、これから、すこしずつ読もう!
‥‥ってゆうふうな、
このごろの読書のことでした。
ぼくは、読むのも遅いし、なかなか
文章をきちんとも読めてないやもとも思うけれど、
じぶんなりに、じぶんなりの量とスピードで、
今後とも本を読めたいっす。
令和5年7月17日