03 地域へのご挨拶 GooDayHouse開所式<ホームセンターが福岡の人気エリア・糸島で、空き家をリノベしてみる>
5/13、1階の解体撤去が終わり、コミュニティスペースとなる広い空間がきた段階でGooDayHouseの<開所式>を行いました。
御床自治区へのご挨拶
GooDayHouseは糸島の「御床(みとこ)行政区(自治会)」というところにあります。美しい円錐型をしていることから「糸島富士」の別名をもつ「可也山」の南西部に位置する、豊かな自然に囲まれた農村地帯です。近くには約3000本の梅が植えられた梅の名所「小富士梅林」があり、春先にはほころぶ梅の花を楽しみに多くの人が訪れます。この御床地区は、古くから住まれている方が多いエリアだそうです。
工事を進めていくにあたり、近隣の住民の皆様には自治会などを通じて、ご挨拶を行いました。
空き家があることについては、近隣の方々も少なからず不安に感じていた部分もあったようです。グッデイが住宅をメンテしながら、社員の研修などに使っていくこと、地域にも開かれた場所にしたいことをお伝えすると、おおむね好意的な反応を示してくださいました。
人口増の糸島、それでも多い空き家
ニュースでも時々話題に上がる「空き家問題」、日本の空き家の数はこの30年間で2倍以上となっているそうです。(※1)
長期空き家として放置されることで、家屋の状態が悪化、倒壊や落下などの建物面のほか、ごみの不法投棄や不審者の出入りなど防犯性の面での影響も起こりうるため、空き家は周辺の住民にとっても問題となります。
糸島市の人口増加率はR3年で0.87%、H28年から連続でプラス値、つまり年々人口が増加している、という状態。(福岡市も増加しており増加率は0.45%、それよりも高い数値です。全国では-0.51%のマイナス値 ※2)
糸島市も移住支援に力を入れており、人気のエリアだということが数値としてもわかりますね。そんな糸島市でも不動産市場に出てきていない空き家物件が700軒以上もあるんだとか。糸島が抱える課題の一つなのだそうです。
糸島とグッデイが<仲間>になれることを願って
開所式には、事前にお声がけをした御床地区を始めとした糸島の住民の方々、糸島市役所の職員の方などが来てくださいました。
弊社代表の柳瀬からGooDayHouseプロジェクトを始めるに至った想い(「01 グッデイハウス始めます」記事をご覧ください)をご説明し、その後は、みんなで夏野菜とマリーゴールドでミニ菜園をつくる「記念の植樹」のワークショップを行いました。
グッデイ:「なぜ夏野菜と一緒にマリーゴールドを植えるかというと…マリーゴールドは土壌の線虫防除に効果があるといわれています。隣に植えることで、今日植える夏野菜によい影響を与える”コンパニオンプランツ”なのです!」
皆さん:「へぇ~」
グッデイ社員の説明にみなさんが頷いてくれました
マリーゴールドはオレンジと黄色の2色を用意しました。実は、この色にもう一つの意味が込められています。
グッデイ:「オレンジはグッデイのコーポレートカラーにちなんで。
イエローは糸島市のシンボルカラーにちなんで(市の花「ハマボウ」も黄色)。糸島市とグッデイがコンパニオン(=仲間)になれることを願って!」
皆さん:「うんうん」
グッデイ社員の熱弁にみなさんが微笑んでくれました!(小さな拍手も!優しい!)
(コンパニオンプランツはいろいろな組み合わせがあるのでぜひ、調べてみてくださいね!)
苗は、この日のために社員がDIYで作った「ベジトラグ」に植えていきます。「ベジトラグ」とは、ガーデニングの本場イギリスで生まれた、木製の箱に足がついたプランターのこと。
足つきで高さがあるため、風通しや日当たりがよく、害虫もつきにくい、植物にとって育ちやすい環境を作ってあげることができます。移動ができるのも便利なポイントですね。
また、立ったままで作業ができるため、作業時の腰や膝の負担が少なく、植物だけでなく人間にも優しいアイテムなのです。
ホームセンターならではの園芸の知識をお伝えしながら、住民の皆さんとワイワイとにぎやかに「植樹」は進み、マリーゴールドが彩るミニ菜園が完成しました。
この後は、住民のみなさんから「家のことでできたらいいこと、やってみたいこと」やGooDayHouseの活用について、いろいろな意見を聞かせていただきました。
解体が済んだばかりの1階で行った開所式。まだ何もない空間でしたがコミュニティスペースとしての今後への期待で満たされていくような、そんな空気が感じられる時間でした。
次回はいよいよ施工の様子をお知らせします。
ぜひフォローと記事への「スキ」もお願いいたします♪
※1:政府広報オンラインより
※2:糸島市令和4年統計白書より
◆本シリーズはこちらからどうぞ