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読了「平成くん、さようなら」古市憲寿

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平成を象徴する人物としてメディアに取り上げられ
現代的な生活を送る「平成くん」は合理的でクール
性的な接触を好まない。
だがある日、平成の終わりと共に安楽死したいと
恋人の愛に告げる。
愛はそれを受け入れられないまま、二人の日常の
営みを通して、いまの時代に生きていること、
死ぬことの意味を問い直していく。
なぜ平成くんは死にたいと思ったのか。
そして、時代の終わりと共に、平成くんが出した
答えとはー。
『絶望の国の幸福な若者たち』
『保育園義務教育化』などで若者の視点から
現代日本について考えてきた著者が、軽やかに、
鋭く「平成」を抉る!

文藝春秋 187ページ
読了カラーイメージ 勿忘草色(わすれなぐさいろ)
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以下より、ネタバレが含まれる場合があります。

安楽死が合法化された社会。
現実になったら、どうなるんだろう…。

個人的にはありがたいけど、
基本的には反対する人が多いだろうなー…

この作品を読んで思ったのは
「理解してほしい」「分かってほしい」
と思わないから、ほっといてほしい。と
私は思いました。

ちょうど、一つ前の記事で「正欲」
同時期に読んでいたから
より強く思ったのかもしれない。

記事を書いておきながら、どちらの作品も
読了後は感想を語り合わず
噛みしめた方がよかったかもしれないなと
思ったりもしたけど
書くことで、色んな意見も見れるかなとも
思ったり…

どちらにせよ、「死」が深く関わってくるし
色んな見方があって
色んな感じ方をするだろうなと思う。

私は、平成くんは彼なりに愛ちゃんを
愛してたと思うし、
感謝や思いは十分に伝えていたと思う。
それに終わり方も、なかなかおしゃれでした。

古市さんは苦手ですけど、
テーマのおかげで読めました。
私のように苦手意識があっても読めると思います。


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