毎朝ドリップ #022 2024.05.09
ようやくお腹が落ち着いてきて、マトモにご飯が食べられるようになったので、朝から張り切ってコーヒーを淹れた。
先日購入した新しい豆をワクワクしながら開封。
個人で焙煎をやって、ネットショップで販売している人から買った豆。
裏面のラベルを読む。
『コスタリカ産か〜、あんまり飲まんから味のイメージできへんな〜。ミディアムロースト、焙煎日5/4…あんまり日経ってないな、これからどんどん美味しくなるんや、楽しみ〜。』
封を切ると、コーヒーのいい匂い。
ミディアムローストらしい、明るく乾いた茶色の豆が顔を出す。あら可愛いわね。
バッグからそのまま嗅ぐと、少し酸味のある、フルーティな香りがする。
コーヒーって、果実なんよなあ、と、改めて思い出す瞬間。(正しくは果実の中の種、ですが)
ミルを回す時にも、感触の違いを感じる。
普段挽いている豆よりも、焙煎が浅い分、硬い。カリカリと砕けていくのがわかる。
普段の豆は、もっとザリザリ言いながら砕けていく感じ。
挽き目は中間くらいに決めて、ぬるめのお湯で、いざ。
うーん、美味しい。
色も味も、普段飲んでいるやつより明るくて軽い。最初に酸味や甘みが強く感じられて、まろい苦味が後から来る。
うまい〜。
めっちゃ美味しいやん〜。
「ハンドドリップの作業自体が好きだから、味はさほど問題ではない」って言ってたけど撤回するわ〜。美味しいわ〜。
毎回こうなる。
いつも「美味しい〜」と思って溶ける。
産地、焙煎の具合、挽き方、お湯の温度、フィルターやドリッパーの種類、ドリップの腕…
コーヒーの味を決める要素はたくさんあって、毎度同じ味を出すのが本当に難しい。
毎朝、一期一会。今日「美味しい」と思った味に、明日また会えるとは限らない。
だから、「美味しいなあ」と思いながら飲む。
ひとくちひとくち、「こんな味がするなあ」と確かめながら、記憶に刻みながら。
明日は、もうひとつ買っていた、ダークローストの方を開けてみよう。
どんな味に出会えるのか、今からすごく楽しみ。
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