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yukiao
マクルーハンよさらば。
マクルーハンは「すべてのメディアは体の延長で武器だ」とした。
ドラッカーはメディアをどう捉えたか。
井坂康志『ピーター・ドラッカー』にこうある。
『仕事と道具』は、物質より仕事を中心とすべきとする論文だった。
「技術は人間のための人間による活動であり、」
「つまるところ仕事に関わること」
彼はそう述べた。
技術は知識が形を成したものだ。
「史上初めて土地や労働・資本でなく、知識が経済の資源、原動力となった」
知識が技術を、技術が経済を作り知識社会が到来する。
メディアは狩場や農場と同じ仕事場だとドラッカーは語る。
技術革新は新しい田畑。
我らはそこで新種の作物を作る。
既存の作物はもう育たない。
「AIで金を稼ごう」
「機械に仕事を奪われる」
彼らは武器の種を蒔こうとしている。
産業社会はもう終わったのに。
メディアはもう違う田畑となったのに。
武器の種を蒔く者は苦しんでいる。
季節が変わったとも気づかずに。
新しい友をゲームに誘う少年を見た。
仲間を作る人の原点を見た。
学をもってこれ(人)を集め、
問いを持ってこれ(知識)を分かつ。
寛(広い心)を持ってここにおり、
仁(思いやり)をもってこれを行う。
「学問」は易経に由来する。
太古の賢人は知を用い友を刈り取った。
「市場とは人間関係である」とエフェクチュエーションは言う。
無限の市場が生まれる。
ここからすべてが生じる。
心配しなくとも良い。
武器よさらば。
金と勝利を求める者は破綻する。
武器はこの田畑で育たない。
友を求めろ。
新時代を見まがうな。
資本主義はもう終わった。
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