![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86208261/rectangle_large_type_2_5b73b9a8380ec84af521c280f61aff32.jpeg?width=1200)
治療家のための文化人類学~治療の意味と目的~
![](https://assets.st-note.com/img/1665017435801-yoXyJe1DYw.jpg?width=1200)
文化人類学における「治療」とは
文化人類学において「治療」とは、
ヒトに起こった身体の異変に対して
その文化が持つ健康の形にそって
対処するものです。
「身体の異変」が
その文化の中で「異変」であると認識され、
その異変が生じた仕組みについて
その文化の中で考えられている
病気の観念に沿って判断され、
その文化の中で想像されている
命や人生のあるべき姿に
近づけるよう行われます。
これが文化人類学において
治療の意味するところです。
3つの治療目的
治療は主に3つの目的に分類されます。
これは整体臨床でも
よく活用される考え方であり、
バイオメディスン的な変化だけでなく、治療という行為によって影響を与える範囲をクライエントの生活や背景を含めて大きくとらえるものです。
①身体に生じた異変の回復
ここから先は
1,970字
/
5画像
▼コチラから花田に「投げ銭」が出来ます。 いただいたお気持ちは、次回コンテンツに使用する有料画像素材の購入や、文献準備代に充てさせていただき、より良い発信づくりに役立てさせていただきます。