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無洗米を買ってお風呂に入ろう
こんばんは、hayatoです。
変なタイトルですよね、わたしもそう思います。
さいごまで読んでいただけたらその命名理由がわかります。
さて、最近の米の値上がりは家計にとって非常に影響が大きいです。
お米が大好きなわたしにとって、値上がりは非常に悲しいです。
ただこの状況はわたしがコントロールできるところではありません。
うまくやっていくしかありません。
ただどうせ買うなら安く買いたいのはどの家庭でも同じはず。
そんな話を彼女としていたら
「無洗米のほうが精白米より正味量が多いから結果お得なんじゃない?」
とのこと。
わたしはこれまでの30年間で無洗米は読んで字の如く「洗わない米」という認識でしたが、このやり取りをきっかけに調べてみました。
そもそも無洗米って?
全国無洗米協会に解説が掲載されているのでシェアします。
市場に多く流通しており、どこの家庭でも使われている精白米は「肌ヌカ」というものがくっついています。
こやつを取り除くために炊飯前に洗ってとぎ汁として捨てる必要があります。
一方、無洗米はこの肌ヌカをあらかじめ除去した状態で市場に流通しているので、炊飯前に洗う必要がないということです。
無洗米の作り方
肌ヌカを除去するための方法は1つだけではないようです。
それぞれの製造方法も全国無洗米協会のサイトに概要が紹介されています。
BG精米製法
タピオカ式
水洗い式
研磨式
無洗米にする製法は国として統一基準がないようです。
また商品パッケージにも製法が記載されていないので、直接製造元に確認しないとわからないです。
(スーパーでいくつかの無洗米を見た感想。見るところが間違っていたらごめんなさい。)
Amazonで調べると製造元によっては製造方法を示しているところもありました。
こちらはBG精米製法で作っているようです。
これは説明分を読む限り乾式なのかな。
こちらはウルトラマイクロバブル水という最新技術を使っているようですが水洗い式の一種になるんでしょうか。このあたりは素人なのでわかりません。
今市場で多く出回っている無洗米はBG精米製法なんですかね。
このあたりは有識者がいたら教えてください。
JAしまねでは市場の73%の無洗米がBG精米製法と紹介されていますね。
無洗米っておいしいの?
無洗米は1991年に登場したので、玄米や精白米と比べると歴史が浅いため美味しくないという認識が広がっているのでしょうか。
あとはお米は研ぐものという刷り込みの影響も大きいのかもしれません。
無洗米の美味しさを決めるのは「亜糊粉層(あこふんそう)」と呼ばれる層で「うまみ層」とも呼ぶみたいです。
こちらのnoteでは、研磨式は亜糊粉層を粉砕する可能性があると紹介しています。
あくまで可能性ということなので研磨式は絶対美味しくないとは言い切れません。ただ消費者としては同じ無洗米ならうまみ層が残ってる商品が良いですよね。
現在ではこのうまみ層を残す努力がされていると思いますので、無洗米は精白米より美味しくないという考えは捨て去ったほうが良いと思います。
無洗米を選ぶメリット
味はうまみ層がきちんと残っていれば申し分ないということは私も理解できました。
ではそれ以外のメリットを考えてみます。
無洗米のほうが正味量が多い
精白米には肌ヌカがついており、それを研いで除去するためその分だけ量は減ります。無洗米は肌ヌカがそもそもないので量は減りません。
とぎ汁分の水道代が浮く&環境に良い
またまた引用させていただく無洗米協会によると
「無洗米に替えると、1年間で2リットルのペットボトル828本分の水を節約できます」という調べです。
上記の調査は無洗米協会が認定した無洗米を使って算出したものなので、すべての無洗米でそうとは言い切れません。
(とはいえ、ある程度近しい結果になると思います。)
1年間で2リットルのペットボトル828本分の水を節約
ちょっとイメージしずらいですね。
単純に計算すると1,656リットルになります。
入浴剤の「バブ」は一度は使ったことあると思います。
特に冬は大活躍です。
バブの使用方法の箇所を見てみると
「浴槽の湯(150〜200 L)に、1錠溶かしきってから入浴してください。」と書かれています。
お湯の量を200Lで考えると浴槽約8杯分に相当します。
またこちらのサイトでは以下のように紹介されています。
水道水の温度はだいたい夏季で気温の-5℃、冬季は気温の+5℃、平均15℃前後なので、200リットルの水を15℃から40℃まで上昇させるのにかかるガス代は約52円になります。水道代と合わせると、浴槽に200リットルのお湯を張るのに必要なお金は1回あたり合計約92円です。冬季は水温が8℃前後まで下がるため、1回約106円かかります。
金額換算するとそこまでのインパクトはありませんが、無洗米に置き換えるだけで「8日分湯船に入っても水道代は据え置きになる」ということになります。
家計簿とにらめっこしている主婦の方やひとり暮らしでシャワーしか浴びていない方にとっては朗報ではないでしょうか。
やっとここでタイトルを回収できました!
やっぱり洗う必要がない
特に寒い季節にお米を炊くのは手が冷たいですよね。
また手荒れの原因になります。私もおじさんのくせに手は荒れたくないです。
結局はこれだ大きいと思います。
毎日の作業だからこそ、省ける喜びはあります。
個人的結論
ここまで色々調べると、無洗米のほうがメリット多くない?!
という結論に至りました。
最終的には口にするものなので食べてみたいとわかりませんが、節水や研ぐ手間を考えると無洗米一択に傾いています。
(無洗米って名前があまり良い印象を与えていないのかな~と思います。もっと家庭に広まるにはどんな名前にしたら受け入れられるのでしょうか。)
消費者として気をつけること
ここまで読んでいただいた酔狂な方がもしかしたら「次は無洗米を買ってみようかな」と思っているかもしれません。
ただ無洗米は精白米と同じように炊飯すると美味しく炊きあがりません。
同じ1カップでも精白米に比べて無洗米の粒の量は多くなります。
それに合わせてお水を増やしてあげる必要があります。
そのためには無洗米用のカップを使ってきちんと計量したり、炊飯器の無洗米モードを上手に活用して美味しくいただきましょう。
この手間をすっ飛ばして精白米のほうが美味しかったというのは生産者に対して申し訳ないと思います。
さいごに
今まで「無洗米は洗う手間がない」という理解しかしてませんでしたが、このnoteをまとめるにあたり、調べてみると非常に奥深かったです。
お米大好きマンとして今回の自由研究はとてもためになりました。
あなたのお米ライフにも少しお役に立てたら嬉しいです。
それでは!
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