Instagram集客のみでリリース3分で完売したブランディング事例
こんにちは。ビジネス投資家・連続起業家の林周平です。繁盛経営アカデミーという経営塾の代表講師を勤めています。詳細プロフィールはこちら。
競合から差別化するためのブランディングの方法
以前よりもウェブで誰もが簡単に情報発信できるようになり、
同じようなサービスが乱立して自社の商材を埋もれてしまっていませんか?
・昔の手法が通用しなくなってきた
・広告の反応が落ちてきている
・競合が乱立して市場を荒らされている
…など、お悩みの声をよく聞きます。
そこで「ブランディング」の出番です。
マーケティングも大事ですが、
全体成果を底上げできるのがブランディングの力です。
簡単にメリットをあげると、
広告でいうと獲得単価が下がりますし、
営業でいうと成約率が上がりますし、
何かと交渉がスムーズになって共創や提携も組みやすくなります。
例えばランディングページに芸能人を掲載すると、CPAがそれだけで下がります。
ある程度の広告を回している場合は、
合理的な理由で芸能人によるブランディングは機能するわけです。
もっと身近な例では、出版をしただけで「著者の先生」になりますし、
営業担当が「コンサルタント」と名乗るだけでも受注単価は高まります。
もしあなたが集客や営業活動に行き詰まりを感じているのであれば、
ブランディングに取り組んでみたらどうでしょうか?
私の周りでもスモールビジネスで
ブランディングで成功している事例がいくつもあります。
(ちなみに大企業のブランディング事例は全く参考にならない!)
実際、私も今年1年で上場企業との取引実績が随分できましたし、
会いたい人と会いやすくなりましたし、声をかけてもらえる機会も増えました。
これもブランディングの効果です。
決してマーケティングの効果ではありません。
もしあなたもブランディングに興味があるのであれば、
ぜひこのまま最後までお読みください。
マーケティングでは”得られない”ブランディングの効果
類似サービスが乱立しマーケティングの効果が下がっているからこそ、
これからはブランディングが大事だという話の続きです。
マーケティングは商材価値を見込客に繋げる活動なので、
価値そのものをアップすることはできません。
一方ブランディングは付加価値を作りだす行為なので、
価値そのものをアップすることができます。
こういった情緒的な付加価値はブランディングによって生み出されます。
例えばNikeの例だと、
価値そのものはあくまでも「スニーカー」ですが、
「アスリートのカッコいい感じ」は付加価値です。
マーケティング発想では、スニーカーをどうやって売るか?と考えて、
スポーツをする人(見込客)が集まるスポーツ用品展に商品を並べたり、
「スニーカー おすすめ」のキーワードで広告を打ったりします。
一方、ブランディング発想では、
付加価値を作りだし、購入する上での判断軸を作っていきます。
好き嫌いという情緒的な価値が付加して、選んでもらうイメージです。
Nikeの場合は当時バスケット業界でカリスマ的存在だったマイケルジョーダンと商品開発をして世界的にヒットしたのは有名なエピソードです。
ただ、こう言ってはなんですが、現在はスニーカーそのものの性能は他社と大差がありません。当時は機能的に画期的な要素もありましたが、現在はどこも真似できてしまいます。
Nikeだけではなく、
アパレルだけではなく、
あらゆる産業でサービスが乱立しているため、
同じ現象が起きています。
「差別化が大事だ」というよく聞く言葉の裏腹には
「差別化なんてない」という現実があるのです。
そうすると差別化の要因になるのは「世界観」になります。
営業でいう「商品ではなく人で売る」も世界観、
経営でいう「パーパス経営」も世界観、
SDGsやサスティナブルであることも世界観、
人類が虜になっているSNSも世界観です。
特に零細企業にとっては、もう世界観しか差別化できるものがないのです。
インフルエンサーやDtoCブランドが注目を集められるのは、
世界感で差別化できるからです。
ユニクロのように驚きの新素材で勝負することは、
ほとんどの中小企業にはできません。
スペックや性能など、機能的な比較による訴求は
どこまでいっても競合と類似します。
だからこそ「比較されない」ために以前より増してブランドづくりが大事です。
ただ、ブランディングでよくある誤解が
「顧客はスニーカーではなく世界観を購入している!」のような
極端なポエム的主張です。
顧客はあくまでもスニーカーを購入しているわけであって、
世界観を買っている訳ではありません。
ブランドは価値ではなく付加価値に過ぎないと冷静に捉えましょう。
では、私たち中小企業が実際どのようにブランディングを行えば良いのでしょうか?
それを次の章で解説します。
どうすればブランディングをできるのか?
類似サービスと差別化するには世界観しか残っておらず、
ブランディングはそのために必要だというお話の続きです。
わかりやすくNikeの事例を出しましたが、
「そうは言われてもウチのような小さい企業にはマイケルジョーダンに頼めないしなぁ」
と思いませんでしたか?
僕もそう思います。
スモールビジネスにはそれなりのやり方でブランディングをする方法があります。
現場で必要なのはブランディングコンサルが言う
ミッション・バリューの抽象論ではなく、実践的フレームワークです。
「ロゴを変えただけで業績がV字回復」みたいなブランディング事例は
スモールビジネスは当てはまりません。
残念ながら、事業をたくさん作ってきた自分の経験上、
ブランドコンサルやデザイナーがいうほど、
そんなにビジネスは甘くありません。
スモールビジネスのブランディングには公式があります。
具体的には「他社との共創により、強みを掛け算すること」によって
付加価値を高める方法です。
弱小の存在だからこそスゴイ人のふんどしを借りて勝負すべきです。
ただ、当たり前ですが正面からスゴイ人を活用しようとしても
当然門前払いされてしまいます。
例えば、一つ質問です。
「あなたの自分自身をスゴイ人だと言いきれますか?」
これにYESと答えられる人は少ないでしょう。
一方で
「あなたの周りにスゴイ人はいますか?」
だと、YESと答えられませんか?
特定の業界ですごい存在は意外とそこら中にいます。
だったらその人のスゴイを活用させてもらえば良いのです。
もしそのスゴイ人を活用するコツが掴めたら、
あなたのビジネスがエスカレーターに乗ったように
スイスイと勢いがでるイメージが湧きませんか?
その通りなんです。
真正面から自分の腕だけでオールを漕いでいると船はなかなか進みません。
せっかくだから波や風を活用して動力に変えるのです。
ブランディングができるとビジネスのあらゆる角度でレバレッジがかかります。
繰り返しになりますがブランドは付加価値を作る行為です。
つまり価値の全体量が大きくなるため、
単価が上がり、成約率が上がり、提携が進み、
注目を浴びやすくなり、採用でもプラス効果があります。
特にマーケティングに行き詰まっているならブランディングに力を入れるべきです。
とはいえ「ブランディングって結局どうすればいいの?」という声が多いのも事実です。
ブランディングって雲を掴むような言葉でイメージが持ちづらいですよね。
その原因は、ブランディングの事例では
大企業のスゴイ案件ばかり取り上げられるんですよね。
スモールビジネスの事例となかなか出会えないから、
施策のイメージが持てないのです。
大企業の事例は刺激にはなりますが、
真似することはできません。
しかもビジネスモデルも異なります。
大事なことはスモールビジネスの等身大の生の事例を仕入れることです。
肌で感じられるような事例を学ぶことで、
自分の事業に思いっきり生かすことができます。
必死で学ぶべきはまずは事例です。
その事例からノウハウを学べば自社にも再現できるようになります。
ここまでのブランディングの話をまとめると
競合に埋もれているならブランディングすべき
ブランディングはビジネス全体を底上げする
ブランディングは付加価値を作り出す行為
強みを掛け合わせるフレームワーク
スモールビジネスのブランド事例を仕入るべし
ということをお伝えしてきました。
さて、次の章ではブランディングのスモールビジ
ネスの成功事例をご紹介します。
リリース開始3分で完売した植木鉢ブランドのインスタグラム×ブランディング事例
ブランディングは他社の強みとコラボすることでできる、
スモールビジネスのブランディング事例を知ることで実践できる、
というお話の続きです。
スモールビジネスの見事なブランディング事例を紹介します。
設立1年目のブランドがインスタグラムだけでブランディングを確立し、
リリース開始3分で完売させました。
しかも3回連続の成果で、予算は10万円しかかかっていません。
リリース前からファンを醸成し、きっちりと完売までを狙って演出した事例です。
そのブランドのプロダクトは植木鉢です。実際のインスタはこちら。
まだリリースして半年のひよっこブランドですが、
業界の巨人たちとコラボレーションに成功し、
なんと2023年に植木鉢業界で一番大きいであろうイベントも6月に開催予定です。
入場制限などが大変だとか。
植木鉢ブランドを仕掛けるのは株式会社Entameの松崎十士皇さんです。
事業内容はECコンサルで、
ブランディングやマーケティングに精通しているプロフェッショナルです。
ゼロからのブランド立ち上げ支援から、
大きければ年間12億円の売上予算をまるっと預かっていたりと、
まだ30歳ですが実力も実績のあるコンサルです。
松崎さんは大手ECコンサル会社で経験を積んでおり、
芸能人やアニメを活用したブランディングが特に得意で、
ブランディングとマーケティングを掛け合わせたプロモーションで
ドカンと売上を作るノウハウを持っています。
ご自身の趣味である植物から発想し、JAPANブランドで世界に勝負できるブランドを立ち上げました。
その松崎さんにこの度、スモールビジネスのブランディング事例として、
3分で完売させるために実際に行った施策の全容や生データを
セミナーで事例解説してもらうことになりました。
個人的にも、このセミナーはとても価値が高いと思います。
セミナー詳細はこちらです。
インスタ運用の体制はスタッフの片手間+予算10万円の実施内容なので、中小企業でも実施しやすいブランディング事例です。
まさに中小企業やスモールビジネスにもってこいの事例です。私はセミナーのファシリテーターを務めます。
私はこの事例のブランドの投資家でもあり・相談役として、
松崎さんの事業自体を支援してきており、
ブランドの立ち上げからライジングしていく様を中から見守っていました。
今回はその経営を俯瞰した私の目からも、
松崎さんのブランディング事例をファシリテートします。
今回のブランディング事例は、
特にBtoCのビジネスをされている方には必見の内容です。
もちろんBtoBでもブランディングのフレームワークは有効です。
・どんな戦略だったのか?
・どういう数字だったのか?
・どんな実行をしたのか?
など、赤裸々に語っていただきます。
こういう方はぜひセミナーにご参加ください。
本セミナーを主催する繁盛経営アカデミーは、
外では絶対に聞けないスモールビジネスの事例からノウハウを学ぶ経営塾です。
生の事例を仕入れて、かつノウハウとして体系的に落とし込める講座を
オンラインで提供しています。
初回参加は無料ですので、興味がある方はぜひご参加ください。
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