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0. 「吸う」まえに「吐い」てみる
いまお腹と肺にある空気を吐き出す
ぜんぶ吐き出す
これでもか、というくらい吐き出す
お腹が背中とくっつくくらい吐き出す
もう吐き出すものは何もないくらい吐き出して
そして、ここではじめて
ゆっくりじかんをかけて
吸う
これでもか、というくらい吸う
ゆっくりと胸にも背中にも空気を入れて
風船がパンパンに膨らむように吸う
もう吸うものが入らないくらい吸い続けて
ここで、はじめて
ゆっくりと吐き出していく
お腹がぺったんこになるくらい
ゆっくりとぜんぶ吐き出す
そして、またここから吸う ゆっくりと
いまからだにある空気をぜんぶ「吐き」出してから「吸う」と、驚くほどたくさん吸うことができることに気付く。そして、肺は背中の方にも膨らむことに気付く。この深い呼吸をしている間は、呼吸に意識が向けられ、じぶんはいま生きている、と実感する。
人間は1分間に15~20回ほど呼吸をしていて、一日にすると2万回以上も呼吸をしているのに、呼吸をしているかどうかを気にすることはほとんどない。
怒りや不安がいっぱいあって、意識は外に向きっぱなしになることが多いが、一日2万回の呼吸のうち数回でも、深く深く呼吸をする。
朝起きたとき、夜寝るまえに、など習慣化できるといい。歯を磨く、顔を洗うという毎日のルーティンに深呼吸を加えてみる。吸うときにはよいことを空気といっしょに吸い込むイメージで。吐くときには今ある怒りや不安な要素を空気といっしょに吐き出すイメージで。
事実は変わらないかもしれないけれど、新しい習慣は自らの視点を変えるのに役立つ。視点を変えることで、事実は違ったふうに見える。今じぶんに問われているものは何か。ものごとの本質を見極められるように、呼吸を整えて今できることから行動したい。
きょうもすてきな一日でありますように。愛を込めて。