畑に魚を植える!?日本ではあまり馴染みのない魚を使った土づくり農法🌈
皆さん、こんな農法があるのをご存知でしょうか?
「畑に魚を植える」
一見奇抜に見えるこの方法。
実は、驚くほど画期的な土づくりの方法なんです。
魚には、窒素・リン酸・カリウムなど、植物の成長に欠かせない成分が豊富に含まれています。
そのため、植物の成長に必要な栄養素を土に加えることができます。
また、魚を植えることで、土の中にミミズやバクテリアなどの微生物を増やすことも可能になります。
微生物が土の質を向上させてくれるんです。
さらに、魚を植えることで、害虫の侵入を防ぐこともできます。
害虫は、魚の臭いが苦手なんです。
野菜を食べる害虫から畑を守ることができる、この農法。
実際、どのようにして、畑に魚を植えていくのでしょうか?
まず、畑の土をよく耕し、10cmほどの穴を掘ります。
その穴に、魚を1匹入れ、土で覆います。
入れる魚の種類は、サケ・サバ・カツオなど、脂の多い魚。これらの魚は、栄養価が高く、土づくりに最適なんです。
魚を土で覆った後は、その上に野菜の苗を植えていきます。
こうすることによって、野菜の根が魚の上まで伸びることができ、魚の栄養分をしっかり吸収できるようになるんです。
この苗を植えるタイミングは、とても大切。
春や秋の苗の植え付け時期に合わせて行います。夏場は、魚が腐敗しやすいため、あまり適していません。
畑に魚を植えるコツは、「適量を植えること」。
1平方メートルあたり1匹ほどを目安に植えていきます。多すぎると、悪臭が発生したり、土が酸性化してしまう可能性があるので注意が必要です。
実は、この農法は、ほとんど日本では馴染みのないやり方。
悪臭がかなり発生してしまうため、狭い日本の土地には合わないんです。
東南アジアなどでは、主に『生姜』を栽培するときに魚を植えるのですが、魚の周囲の空気が完全に遮断されないと、適切な発酵は行われません。
そのため、生魚ではなく、加工された『魚粉』を使うのが一般的です。
もちろん、この農法は、自宅の庭で野菜や植物を育てる『ガーデニング』にも最適。
魚はアミノ酸を多く含んでいるため、この農法で野菜を育てると、野菜のうま味が増します。
また、害虫の侵入を防げるため、育ちも良くなると言われています。
良質な土づくりと、元気に育つ植物に癒されながら、ガーデニングを行うことができる、この農法。
ぜひ、皆さんも、試してみてください✨
収穫期には、美味しい新鮮な野菜が食べられますよ😊
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈