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ゼルダの伝説が出産直後の妻を救った(かもしれない)話

2歳児さんのお世話をしている、はやぱぱです。

今日はうちの子が生まれて間もない頃の話を書きます。

2年半ほど前、大変な妊娠の時期を越えて妻が無事に子どもを出産してくれました。母子ともに健康で、普段から神さまに祈る習慣がない僕でも「ありがとうございました!」と神さまに感謝しました。

出産から数日後には無事に退院。僕は父親としての実感をまだ持てないまま新生児の育児という未体験ゾーンに突入していきました。

産後のデスマーチはじまる

幸い産後すぐから育休を取得できたため、仕事のことは気にしなくてよい状況でした。リソースを家事育児にすべて振れる状況だったので、まずは寝たきりの妻ができない家事全般を自分のメインタスクとしました。

・料理
・洗濯
・掃除
・買い物
・部屋片付け

など一通りです。

そして育児のパートについては、

・沐浴
・おむつ替え

をおっかなびっくりやり始めました。こういうときはホント回数をこなして慣れるしかないですね。

一方で妻は授乳がメインタスクなので、おっぱいをあげては寝かしつけるという作業を昼夜問わず3時間に1回ペースぐらいでやっていました。当然のように寝不足です。

・初めての育児でわからないことばかり
・まとまって寝る時間が取れない
・産後のダメージがまだ身体に残っている

と身体的にも精神的にも大きな負担がある状況だったため、何か気分転換になるものがないか探していました。

その矢先、Nintendo Switch「ゼルダの伝説 Breath of The Wild」に出会ったのです。

ゲームを起動するとそこは別世界

妻はもともとゲームをする人で、ゼルダの伝説シリーズを過去プレイしていた経験もあったため、すぐに没頭していきました。

このゲームのよいところは、オープンワールドであることです。最終的な目的は決まっているものの、基本的にはゲームの世界では好きなように行動してよいのです。好きなところへ行き、好きなことができます。

つまりゲームをやっている間は、実質的には外出をしていたのと同じような気分になれるのです。妻でもなく、母でもなく、彼女はリンクなのです。

こうして新生児の寝かしつけをがんばって、もうひとつの世界の謎を解き明かすという動機づけが完成しました。

夫婦でゲームを進めていたので、共通の話題としても重宝しました。

妻でもなく母でもない時間を持つ大切さ

普段から家事や育児に追われていると、妻の役割や母の役割から離れることはなかなかできないと思います。

そして出産後1ヶ月は少なくとも静養をしなくてはいけないので、自分の役割を果たせる場所は基本的にありません。

そういう状況においてゲームの世界は、仮想空間でありながらも自分の役割を与えてくれるとても貴重なものではないでしょうか。

ゲームに対して偏見がない方はぜひこういった選択肢も検討してほしいと思い、書いてみました。

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