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毎月の選歌

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毎月の短歌の中から会員たちがそれぞれ10首選び、最も投票数の多かった歌を発表します。
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#短歌会

2023年2月の選歌

目覚ましを止めて楽しむ温もりよチェーン付けたるバスの音聞こゆ    森田郁代 施設ではペ…

5

2022年10月の選歌

金色の午後の光を編み込めばなお温かい靴下となり 藤代敏江 幼子はあまたのおもちゃに目もく…

6

2022年9月の選歌

グラスにはルビー色した紫蘇ジュース香る宝石一気に飲み干す 山下ふみ子 宮詣りに眠りし孫は…

2022年8月の選歌

母逝きて残しし句帳に読み耽り我が知らぬ世界垣間見えたり 山下ふみ子 葬式には参列をせん四…

3

2022年7月の選歌

トマト苗まだまだ支えは要らないとうぶ毛の光る足でふんばる 藤代敏江 亡父(ちち)に似た翁…

3

2022年3月の選歌

流行歌(はやりうた)街に溢れて誰も彼も口ずさみたり昭和の頃は  藤代敏江 薹(とう)立ちの畑…

9

2022年2月の選歌

茹で忘れ一本残りし青梗菜グラスに挿して食卓飾る            伊藤美枝子 凍てつきし土に根を張るパンジーに蕾見つけたり大寒の朝        森田郁代 ヨボヨボと歩けば母を思い出すゆっくり歩いてあげればよかった   小島夢子 何事も試してみようと決めた朝納豆かき混ぜトーストにぬる      伊藤美枝子 老木を切りにしあとのひこばえに今朝一輪の梅の花咲く    近藤秀子 バリスタの動画を見ながら入れてみる今朝のコーヒーひと味まろし   鵜川登旨 青々と草木の

2022年1月の選歌

積ん読を崩して日日をこもりおり小さき活字に戸惑いながら 原葉  うっすらとピンクの肌を覗…

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