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【療育ウラ話】保育所等訪問支援事業は絶対に利用するべき!選んではいけない事業所と選ぶべき事業所を見分けるコツについてもご紹介!

こんにちは。にしむら夫婦のにしむらたけしです。

この記事をお読みいただいている方の中には、療育を受けられているお子さんを持つ保護者の方も多くおられると思います。

私たちは普段YouTubeやVoicyで療育に関することを発信していますが、今後はこちらのnoteでも、療育に関する情報を発信していきたいと思っています。

ですが、ただ療育に関する話題を書くだけでは面白くないというか、ありきたりになってしまいます。

私は兵庫県神戸市で未就学児専門の療育事業所を運営していますが、運営者として療育業界を見てみると、療育業界のウラが見えたりします。

そこで、「療育ウラ話」として、「ここだけの話」をしていくことにしました。

「こんな療育先を選ぼう!」とか、「こんな療育はいかないほうがいい」とか「療育業界の闇」とか、色んなお話を忖度なしにご紹介します。

YouTubeでも時々「ブラック療育」をぶった斬る「ブラックたけしくんシリーズ」がありますが、そんな感じ(笑)。

どうぞよろしくお願いします。

さて、前置きはここまでにして、今回のテーマである「保育所等訪問支援事業」について書き進めたいと思います。


これからの療育の花形「保育所等訪問支援事業」

保育所等訪問支援事業は、児童発達支援や放課後等デイサービスと違い、療育事業所に「行く」のではなく、お子さんの園や学校などに「療育事業所から来てくれる」事業です(公費事業のひとつです)。

具体的な流れはと言うと、

  1. お住まいの自治体で「福祉サービス受給者証」を発行してもらいます
    ※児童発達支援や放課後等デイサービスを受ける際のものとは別の「訪問支援用の受給者証」が必要です。

  2. 訪問支援を実施している事業所さんと利用契約を結びます。

  3. 月1回や2回などの頻度で、事業所さんから担当スタッフ(訪問支援員)さんが園や学校を訪問してくれます。

  4. 訪問支援員さんと園や学校の先生が、お子さんについての情報や手立てなどについて情報共有を行います。

このような流れになります。

訪問支援事業は、「一回訪問して終わり」ではなく、繰り返し行い、都度園や学校の先生と訪問支援員が情報交換を行うことで、お子さんの園や学校での課題を解決されていきます。

そのため、毎月1回、月に2回などの頻度で実施されるのが一般的です。

「療育事業所に通う」と「療育の先生が来てくれる」の圧倒的な違い

さて、この「(お子さんが事業所に)行く」と「(支援員さんが)来てくれる」ことの違いについて、考えてみたいと思います。

これって、ちょっとの違いのようで、全然違うのです。

なぜなら、

・園や学校=お子さんの生活の場
・療育事業所=特殊な環境

だからです。

療育というのはあくまでも特殊な場です。

もちろん、幼稚園や保育園に通っておらず、毎日療育事業所さんに通っていたとしても、です(その場合はご家庭や地域社会がお子さんの生活の場である、と捉えましょう)。

つまり、療育事業所というのは、「生活の場での困りごとを減らすための方法や工夫を考える(考えてくれる)場所」であると言えますね。

だから、いくら熱心に療育に通ったとしても、生活の場での困りごとが解決しないのであれば、それは効果的な療育を受けているとは言い難いのです。

もっと具体的に言うと、「療育事業所さんの中ではじっと座れているけれど、園や学校ではじっと座れない」なら、生活場面における課題は解決していない、ということになります。

療育で積み重ねたことが、実際の生活の場面で活かされてこそ、療育の効果が出た、と換言できます。


さて、その視点で考えてみると、「生活の場での困りごと」を知るためには、お子さんの生活の場を見るに越したことはないです。

百聞は、、、というアレです。

療育事業所で保護者の方からお子さんの園や学校での困りごとを色々伺うよりも、「見たほうが早いし、確実」ということです。

しかも、「先生とすぐに問題解決に向けての相談ができる」というのぞみ号もびっくりのスピード感です。


効果抜群!保育所等訪問支援事業の圧倒的な破壊力?!

そこで訪問支援事業の出番です。

療育事業所では見えないお子さんの生活の場での困りごとを知り、この困りごとを療育事業所に持ち帰り、そして日々の療育実践の中で活かしていくことができると、療育の効果は数倍にも、いえ数十倍にもなります。

もちろん、訪問支援で得た情報を、事業所さんの内部で共有し、日々の療育実践に「活かしていただくことができれば」ですが。

要は、
①生活の場での困りごとを実際の場面を見ることで評価する
②そこで見られた課題を、療育のプログラムに取り入れて底上げを行う
③療育で変化したことが、生活の場にどのように変化を与えたか、について再度訪問する中で評価する→①に戻る
という流れが構築されると、お子さんの困りごとは減っていき、同時にお子さんの持っている力が発揮しやすい状況(環境)になっていきます。

もっと単純に言うと、「療育と園や学校がタッグを組む」ということです。

最強でしょう?

もちろん、このタッグを組むためには、注意が必要です。

それは、「訪問先に嫌われない訪問支援を行ってもらうこと」です。

換言すると、「園や学校と信頼構築してくれる事業所さんを選ぶこと」ということです。

上述のように保育所等訪問支援事業は、上手く行けば破壊的な効果(とてつもない効果があるという意味です)を引き出すことができる事業です。
ですが、その反面、失敗すると本当に「破壊」されてしまう事業でもあります。

何が破壊されてしまうかというと、「保護者やお子さんと、園・学校の先生との関係性」や、「保護者の方の想いや願いや目標」です。

ある意味、ハイリスク・ハイリターンな事業だと言えます。

つまり、しっかりと事前調べを行い、効果的な訪問支援を行ってくれる事業所を選ぶことが、何より重要になります。

家から近いから、とか、ホームページで良さそうだと思ったから、といった選び方だと失敗する確率も高くなってしまいます。

では、現在運営している3つの事業所のうち、2つの事業所で保育所等訪問支援事業を実施している私にしむらたけしが「選んではいけない訪問支援事業所さん」と「絶対選ぶべき訪問支援事業所さん」のそれぞれの特徴と見極め方について、忖度なしにご紹介します。

ここでご紹介している点に注意して事業所さんを選ぶことで、「失敗した!」を避けることができるようになります。

では、ここからは、選ぶと失敗する事業所さんの特徴、選ぶべき事業所さんの特徴について、実際の例を挙げながらご紹介します。

【忖度なしのウラ話】選んではいけない訪問支援事業所と、絶対に選ぶべき事業所

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