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音楽を仕事をするということ②

かなり意気込んで前の記事を書いたのにもかかわらず
こんなに間が空いてしまいました…。
今回教室の講師募集も兼ねて、今までの生い立ちから今疑問に感じていることなどをお話します。

私は音楽大学で専門的に学び、音楽メディアの出版社に勤務し、フランスへ音楽留学しました。
音大を卒業した同級生に、音楽とは全く違った業種で働き音楽から離れてしまった人が多く、「音大卒の仕事の少なさ・厳しさ」、「音楽の専門職で働く」ということを私は常に改善したいと思っています。

確かに世間は音楽家が仕事をするには難しい環境かもしれません。しかし、音楽の本場フランスに留学したときに、フランスのほうが仕事の種類がかなり限られていることに気づきました。それは音楽(特にクラシック)は伝統的なものであるがため、職種の広がりがないのかもしれません。
一方日本ではどうでしょうか。演奏の仕事で考えると、ブライダル演奏、最近では葬儀でも演奏が増えました。それからパーティ演奏、イベントの招待演奏などなど。趣味で楽器をやっている方も多く、伝統が少ないからこそ日本には音楽でやれることが多いと気付き、私はフランスではなく日本で音楽の仕事をしたいと思い帰国しました。

さて話は変わりますが、何をするのにも「東京」に行くべきかと思うでしょうか。実は私も日本に帰国してすぐ「音楽の仕事をするなら東京に行かねば!」と変な勘違いで東京にアパートを借りました。楽器可の物件で家賃7万5千円。それと当時に実家の埼玉県深谷市でも数名生徒を持って週の半分は東京、半分は埼玉という生活をしていました。

東京の音楽の仕事はどうでしょうか。確かに東京にはたくさん演奏する場もあり、たくさん演奏家もいます。情報も多く、たくさんあるからこそ、どうすれば良いのかまったくわかりませんでした。幸いフランスでのつながりで知り合いのレストランで働かせてもらったり、留学前に働いていた仕事の関係で執筆の仕事があったりで、まったくないわけではありませんでしたが、「音楽留学していたのに、私なにをやっているんだろう」と悩む日々でした。そういう悩みに嫌気をさしてなのかわかりませんが、音楽の「お」の字もない、時給の高いインターネット関係の事務・オペレーターもやりました。この仕事は厳しいものでしたが、事務能力がついて今大変役に立っています。

いきなり大きく省きますが、こうして音楽業界の疑問を持ったのち、今は田舎の街で音楽の仕事だけで生活することができました。良い意味でも悪い意味でも東京とまったく違います。良い意味でいうと、音楽の仕事が珍しがられ、生徒は急増し今のような場所を構えることができ、演奏の案件も多く、東京の生活と違いかなり活動しやすくいられます。

田舎だからインターネットに弱いかといったらそうでもなく、その地に合わせた告知方法も試行錯誤で見えるようになり、こんなイベントに反応がある、逆にこんなことにはまったく反応がない…なんて発見が日々あり、それを分析して改善する力はやはり、音大卒業後音楽メディアにいたことや、留学後まったく音楽に関係なかった事務仕事で身についたことかなと思っています。

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音楽で生計を立てている、もしくはそうしたい方のための記事です。

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