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T-34 レジェンド・オブ・ウォー ダイナミック完全版[感想,批評,レビュー,あらすじ]
!ネタバレ注意!
ドイツ対ソ連 戦車兵の戦い
この映画は戦車戦がメインで描かれている。男たちが四人戦車に乗り込んで、友情や祖国への愛、ドイツへの恨みをもって戦う。特徴的なのは、重要なシーンで砲弾が放たれた時、その弾を追いかけるような表現がされている点である。B級のかおりがするシーンであるが、それが気にならない程に見ている人たちを引き込む要素がある
強制収容所から戦車(T-34)で逃げだす
ソ連の新米士官イヴシュキンはドイツ軍に捕まってしまい、収容所に入れられる。SS親衛隊大佐のクラウス・イェーガーから新人育成の相手として、イヴシュキン、ステパン・サヴェリエヴィチ・ヴァシリョノク、ディミヤン・ヴォルチコフ、セラフィム・イオノフが選ばれる
その兵士たちがチームになり、与えられたT-34で強制収容所から抜け出して、悪のナチスドイツに復讐するという、わかりやすい話の流れになっている。SS親衛隊大佐のクラウス・イェーガーは典型的な悪役である。通訳の女性囚人、アーニャ・ヤルツェヴァに銃を向けて、イヴシュキンを新人教育の相手をしなければ引き金を引くと脅したり、ソ連からすると憎むべきナチス、憎むべきSS親衛隊員としてのキャラクターになっている
そんなクラウス・イェーガーの管理する収容所から、イヴシュキン達はT-34で逃げ出す。そんなわけがあるのかと疑問を持つだろうが、実話が基になっている映画らしい
ロシアでヒットした理由がわかる
悪のドイツ、悪のナチス、悪のSS親衛隊から逃げだして、最後にはSS親衛隊大佐のクラウス・イェーガーを倒してグッドエンドである。ドイツを恨むソ連人、ロシア人の求める映画であったことは間違いない。小隊長と通訳は恋仲になり、戦後結ばれるという恋愛の要素付きである
面白かったので、お勧めできます