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鳩子、季節感を捨てきれないの巻
投稿記事の季節感を手放せないでいる。
だからと言って季節は全然待ってくれない。単に記事の投稿が追いつかないだけだが、このままでは来年まで持ち越すなんて事にもなりかねない。しょうがないから個別投稿は諦め、書き溜めていたものはバッサリ捨てて、さっと駆け抜ける記事を書くことにした。
春。
鳩子の繁忙期の到来。草木や花が一斉に芽吹くわけだから、とにかく忙しい。あー忙しい、忙しいと言っていたあのお方の気持ちがよくわかる。
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桜とハナダイコンのコンビネーションもいいものです。
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近くで見ると薄紫がかっています。
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このハナダイコンは濃い目の紫です。
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文字通り桜とハナダイコンに埋もれることができます。
没入体験です。アナログでもできるのです。
さて、五月。
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この時期のモミジはプロペラが搭載されているものもいる。よくよく見ると、ゼンマイネジにも見える。これを誰かが巻いて手を放すと高速回転し、ブチっと切れて飛び立つ、という方法で種を飛ばして繁殖しているのだとしたら面白い。ちょっと属人的過ぎると言うのなら、山猿も手伝えばいいんじゃないかと思う。世の中には、山火事の火がきっかけで発芽する植物もあるくらいだから、いいんじゃないだろうか。
春の薔薇も咲き、散り始めてもいます。
四季咲きする種類もありますが、薔薇は大きく分けて春と秋に咲くものが多いようです。
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これなんかは映画レビュー『赤い薔薇ソースの伝説』の記事用によかったかもしれません。探している時には見つからないものですが、忘れた頃にこうしてやってくるわけです。
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この池では、夏になるとザリ釣り一家が大挙するが、結構やりっぱなしで帰っていく。割りばしや枝を竿にして、その先にタコ糸を結び、糸の先にスルメを括りつけて釣るという昔ながらの漁法を採用して風情は出しているものの、なにしろ後始末がすっぽ抜けている。週末明けの池には、数多の釣り竿が散らばり、スルメのアルミ袋が水面に漂い、糸がからまった睡蓮の茎はちぎれ、花は水没し、なぜかその横には持参したのであろうタモは残されているものの、肝心のザリは大事に持ち帰った様子が伺える。ああ、今年もまた、この謎の優先順位を垣間見ることになるのだろうか、乱獲されて、もう大していないんじゃないか、持ち帰られたザリは幸せにしているだろうか、飼い方ちゃんとわかっている人の元に行けたのだろうか、まさか打ち捨てられていやしないか、これが自然愛ではないことは確かであるが、だからといってこれをザリ愛と呼べるのだろうか、いや、当の本人は一体何を愛しているのかさえわかっていないのではないか、仮に愛だとするのならば、そっとしておいてやれそうなものを、それ以前に池を管理する人達の事は考えられないのだろうかと、さっそく池のあちこちにプカプカ浮かぶ釣り竿を拾い上げながら、ザリの行く末を案じることになった。
今年もなんとかこの時期を何とか乗り越えられそうだ。
もうすぐ夏が来る。
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