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zuckinside
宮崎駿監督と新海誠監督
映画「君たちはどう生きるか」を観てきた。
観た後、あまりにもあっさりとした気持ちで、映画は楽しめたけど「どう生きるか?」を全然受け止められてないぞ。
じんわりこないのは、なんでだろう?と胸につっかかったので、少し考えてみた。
映画を観る前に、漫画版を読み直していて、おじさんがコペルくんに「コペルくんは既にある力を持っている。それが何か、考えてみて欲しい」と問うページで、本を閉じて、自分なりの答えも考えていないままだった。
宮崎駿監督の作品と同じくらい好きな、新海誠監督の作品と受け止め方が違うのは、なんでなんだろう…と考える中で出てきたのは、
宮崎駿監督の作品は
「闇を受け止めて前に進む強さ」
新海誠監督の作品は
「闇に引きづり込まれない弱さ」
を勇気をもらうということ。自分には強さは眩しすぎて、弱さの方が受け止めやすいから、すずめの戸締りや天気の子の方が、映画を観ていて感情移入しやすいのか。というのが見えてきた。
弱さを受け入れられた、ご機嫌に過ごせるってわけでもない。むしろ諦めたり、押しつぶされそうになる時もある。なんて考えていたら、
映画・君たちはどう生きるかで、ヒミが眞人への別れ際にいう「お前は本当にいい子だね。」のセリフが頭に浮かんできて、急に泣けてきた。
自分を信じて進むこと。
自分が大切だと思うことを、同じように大切に思ってくれる人がいること。
日々、生きている中だと、当たり前のことを忘れてしまう。自分がいつも、何から生きる力を受け取っているのか。そんなことを見つめ直すきっかけを有難うございました。