大根作りで学ぶ"感謝の心"
#6感謝 、感謝、感謝
それぞれに感謝の気持ち
先日収穫した大根と白菜を、会社の人たちに持っていきました。
ボクは、農業体験が初めてなので、よくスーパーで見かける大根、それを自分たちで育てて収穫できたとき、とても嬉しい気分になりました。
そして、大根にも「よく頑張ってくれたね、ありがとう」という感謝の念を抱きました。
白菜は、友達の幸太が育てていて、「よかったら、会社の人たちに持っていきな」と言われ、なんと、7個の白菜を収穫体験させていただきました。
幸太の優しさに感謝の念を抱きました。
野菜作りは、何もわからない状態だったのですが、オヤジの豊富な知識と丁寧な仕事で、大根を育ててくれました。
ボクは、週に一度くらいしか畑に行けなかったのですが、オヤジは毎日畑に行き、大根の世話をしてくれました。そしてボクに作り方を教えてくれて、簡単な作業をさせてくれました。ボクは見習いで、オヤジから勉強させてもらっています。
大根が無事に収穫できたのも、ここまで成長させてくれたのも、すべてオヤジのおかげです。
オヤジに感謝の念を抱きました。
不安
大根の葉っぱや白菜に、虫がついていました。
ボクは、人にあげるものに虫がついているので、みんなが喜んでくれるか不安になりました。
幸太は「虫がついているのは、無農薬の証拠だよ」と言ってくれました。それでも、ボクは不安が消えませんでした。
自分たちが作った大根を見てもらいたい気持ちと、虫がついてて、会社の人たちが嫌がらないかという不安な気持ちを抱えたまま、大根と白菜を持っていきました。すると、
「スゴイねー」「立派だねー」とお褒めの言葉をいただき、さらに「虫なんて洗えば大丈夫だよ」、「スーパーの大根は葉なし大根だから、葉っぱがついてて嬉しいよ。この葉っぱがすごく美味しいんだよ」と言って、喜んで持って帰ってくれました。
野菜はホントに助かるし、嬉しいなぁ、ありがとうと言ってくれ、感謝されました。
みんなが大喜びで持って帰ってくれたこと、そして感謝されたことに、幸せを感じました。
野菜作りを始めてホントに良かった。みんなの笑顔とお褒めの言葉をいただきました。これからも野菜作りを続けたいと思いました。
感謝の嵐
感謝、感謝、感謝。
みんなホントにありがとう。
なによりも一番の感謝は、幸太。
こんなに広い畑を貸してくれて、そしてこんなに幸せを感じさせてくれて、ホントにホントにありがとう。
感謝の輪が広がっていく。
幸太に感謝し、オヤジに感謝しました。
そして、感謝をしながら大根を育てました。すると、大根は立派に成長してくれました。
その大根たちは、会社の人たちに感謝され、ボクらも感謝されました。
ボクは野菜作りの楽しさを知って、もっと感謝して美味しい野菜を作りたいと思いました。
農業体験を通じて、生活のいろいろな場面でも応用できる「感謝の気持ち」を学びました。
そして、オヤジや幸太のように、誰に対しても、どんな物に対しても愛情を注ぎ、丁寧な仕事を心掛け、いつまでも感謝の気持ちを持ち続けることができれば、幸せの瞬間が訪れることを学びました。
ありがとうございました。
最後までお読みくださった皆様に感謝しています。