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できないことが戻ってくるー適応障害と付き合う

あれもこれもできないもどかしさ

療養期間最初は、今までできていたことが、できなった不安と喪失感が襲った。
例えば、お風呂に入る、朝起きる、お腹がすく、家事をする、誰かと連絡をとる、休日に外に出るなど、当たり前にできそうなことが微塵もできなかった。

それが、3ヵ月休んだところを境にちょっとずつ戻ってきた。

そしていまは、休んで約半年だが、
朝起きて、朝ごはん食べて、昼ごはん食べて、夜ご飯食べて、お風呂入って、歯磨きして寝ると当たり前の生活が戻ってきた。
最近は、人と話したいし外にも出れる嬉しさがこみあげてくる。

一番戻ってきて驚いたことは「感情」だ。

感情が沈んだままだった自分が、南国の天気のように変わりすい感情になった。腹を抱えるほど笑ったり、何の意味もなく怒り出したりと喜怒哀楽がすさまじく変化する。

そんな人として当たり前のことが「戻る」ことに嬉しさを感じる。


そして、戻った後は、「新しいことに挑戦したい」という気持ちが出てきた。
時間があると、やったことのないもの、やりたかったものに意図的に出会うことが出来る。

私がやり始めたことは、
note、絵を描く、パソコンで絵を描く、新しい献立に挑戦する、工場見学を予約する、シェアラウンジに行ってみる、夜景を見に行くなどだ。

実は投稿の上に使った画像も自分で描いたものだ。

病院がある日しか出かけることに気が向かなかったが、自分で予定を立てて何かをする。起きて寝るの生活だけではなく、起きてご飯を食べて、絵を描くなど生活をするということのハードルが下がってきた。

辛い気持ちで仕事をしていても、今のようにゆっくり過ごしていても一日の価値は同じで、自分が人生で何を大事にしたいのか考える時間を貰えたことがとてもありがたい。

夫やお医者さん、友達、noteを見ている方にまずは
「ゆっくり」
と言われたが、ゴールもなくあてもなく過ごすことへの不安があった。

しかし、今は、ゆっくり過ごせたことで、これから先の何十年の人生を豊かにできる自分と向き合う時間ができている。

もし、心に元気がない方、いや元気があるけど無意識に疲れている人も、休む大事さや休み方が伝わればいいな。

そして、1年前くらいの自分に伝わればいいな。


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