おはようございます 1216↓ https://note.com/amisima7/n/n55a19b81348b バスルーム 12月16日↓ https://note.com/amisima7/n/n0be0b2d60fa0 望月三起也氏
泣きながら舞う彼の姿は 苦しくて切なくて、でも…美しかった。 彼の中にある、彼が見ている舞いは 私が魅せられたモノのもっと上にあった。 羨む私の姿も、朽ちた誰かも 見ていなかった。 見ていたのはずっと先でスポットを浴びる未来の自分。 強さの所以は未来が見えていることだった。
人が羨むポジションに 夢を諦めて就いた私と 私が羨む舞台に 必死に食らいつく彼。 でも その苦しみは人からは見えない。 何度も何度も魅せられた舞いに 彼は決して納得しなかった。 その感情に初めて触れたのは 満面の笑みで舞いながら 頬に涙を伝わせる姿を見た時だった。