人との関わりでどれだけ傷がついても 誰かの言葉、歌声、行動、創作物でふと救われてしまうから これからもそういうものにたくさん出会っていきたいと思った夜。
ずっと一緒に遊んでいたりょうにぃと僕の両親が 僕らの家から出てくるのをたくさんのカメラが撮っていた。 次の日のテレビに、僕の家が映っていた。 それから僕はりょうにぃにも両親にも会えていない。 思えば、喪失感…いや、感情というもの全般が見えなくなったのも あの頃からだった。