ケラリーノ・サンドロヴィッチの『江戸時代の思い出』。悪夢のような事件が起こっているのに、登場人物たちは、過剰に反応せず、流してしまうところが、怖ろしさをいよいよ倍加させる。この当たりのさじ加減というか、間合いが黒い哄笑を生んでいるのかな。