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福島原発刑事訴訟・勝俣被告の死去について、弁護団に聞いた

研究ノート 1980年に出された「長期評価」の後、改正はなく、ただ、島崎邦彦(東大教授、地震学)は、資源エネルギー庁の官僚から、圧力があり、的確な厳しい「新長期評価」が出せなかったと証言、本当に高い確率で大きな地震の可能性があると確信したならば、官僚からの圧力があっても、東大教授職を失っても、本当のことを主張したでしょうが、確実な情報がなく、後知恵で、官僚批判や東電批判、原子力エンジニアは、自然災害に対する現実的な対策を怠っており、原発設置条件に対する認識不足

私は、AI機能研究のために、Microsoft Bing AI(設定「厳密」)に、意思疎通のため、癖を知り尽くすため、「東北大学研究者による貞観地震時の津波高さは何m」「東電の子会社の東電設計が算出した津波高さ15 mの根拠は何」「地震調査研究推進本部の津波高さ15 mの根拠は何」と質問、AI回答は的確、同本部は、1980年以降、長期評価の結果を公表せず、2008年頃の津波高さ15 mは、updateされず、あくまでも推定値であり、不確定のある値であるため、政治的に、公表できなかったものと思われます

島崎邦彦『3.11 大津波の対策を邪魔した男たち』、青志社 (2023.3.24) 島崎さんは、3.11後、改めて考えてみると、当時は意識していなかったものの、「このようになっていたように思えます」と告白しましたが、私は、本書と「東電首脳責任訴訟」の判決文の内容が大きく異なることに違和感を覚え、島崎さんは、判決文から判断すると、「長期評価」を受け入れ、議論に加わり、同意同犯と解釈でき、当時、日本全体が混乱、何が真実か分からない状態、3.11後の後知恵で評価すれば、おかしいと思えることもあるはず

小沢慧一「南海トラフ地震の真実」

11か月前

『3.11大津波の対策を邪魔した男たち』を読んで

貞観地震について、他の研究者の追試(津波痕跡調査に2年、原著論文作成と投稿と査読通過と掲載まで3年、計5年)や土木学会での基準作り(少なくとも1年)や東電による評価(2年)・安全審査申請(2年)・施工完了(2年)まで、追試2年+論文掲載3年+東電担当すべてに対し6年=10年かかるため、問題発覚から3年後の3.11に間に合わせることは、不可能でした 不確実な「予見性」と「緊急性」の確度

(続き)Mtのtはtunamiのことで、Mt≒Mw(モーメントマグニチュード)、3.11地震は、Mw≒Mt=9.0-9.1、福島第一サイトの津波高は、約15 mであり、地震研究推進本部の長期評価のMw≒Mt=8.2は、地震エネルギーにして、1/100、長期評価では、防止できない。

研究ノート 東電旧経営陣への判決内容と考察-特徴は、民事訴訟と刑事訴訟の考え方の差、前者の場合、事故後の安全対策や被害者への賠償であれば、事故のあと知恵で決まり、後者の場合、あと知恵の適用は、禁止事項、歴史学研究の方法同様、事故発生前の確実な事実関係しか意味を持たず、可能性や推論は、通用しません-

¥100

屈曲共同運動パターンを長期的に診る。