スキルの一人歩きは,知識を方略的な次元でとらえ,いわゆる「学び方学習(Learning to Learn)」に終始する恐れがある。(Lambert,2014)
コンピテンシーの流行は,ともすれば,本来,学校における教科の教育の礎であった教科ならではの固有性を見過ごし,どの教科でもあてはまる汎用的の高いジェネリック・スキルへの傾斜を導きやすい。<続く>