わたしのこころの中に、深く入りこんでしまった言葉たち。 わたしのこころを一生立ち直れないレベルでズタズタにした人からの言葉。 その言葉たちは、嫌な言葉ではなかった。 だからこそ、苦しいんだ。 その言葉たちを言った表情、声も覚えているから尚更苦しいんだ。 建前だけの言葉だったから。
突き詰めれば過去の記憶を消したい この世で体験したことすべてが まるごと消えてくれたらいい わたしはこの世に生まれてこなかった 人類とかいう種族は存在しなかった 地球とかいう星は存在しなかった 天地は開闢することはなく この世は存在しなかった もちろんわたし自身も存在しません
子どもの頃から両親と縁を切りたいと望んでいて、もしそれが実現したなら、実家や宗教団体にいた記憶も消したいと願っていた わたしに少女時代が無いのは 悲しいことだけど 女性化の進行とともに 男性時代を思い出せなくなって 記憶を失くしたいという願いは 女性になることで叶ってしまった
すこぶる体調が悪い。思い出さなくて良いことを思い出す。フラッシュバックのように。 大丈夫。大丈夫。