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八朔や忘れ久しき街にをり

痩せぎすの雀啄み今朝の秋

鳥肌も火照りも詠みて文月暮る

木霊するヒグラシ鏡の国にをり

七夕や祈りの文字流星のごと

匂ひにも喧騒ありてビヤホール

草臥れた秋の扇の音すなり

宝石を研ぐ水のごと瓜冷す