《春風》風雪の中、正しい行いを積み続けていれば、ここぞというときに善意が湧いているものだ。春の光の中、和やかに咲いているさくらのように、勝ちて美とせず。勝っても誇らないことができれば、どんなにたくさんの人たちが睦みあえるだろうか。そんな先人たちに、どれだけ僕は救われてきただろう。