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ほんとうに奇妙な話なのだが 『男という生き物が存在する』ことを 女になって初めて知った、 という感じなのだ 男性時代、正常な性機能を持たず、性衝動を体感したことが無かったわたしは 同性愛とも性同一性障害とも異なる “性別のない存在”だったのかもしれぬ それは世界をモノクロにする

女の子は死ぬまで父親の影響下にある、という話 あたしにいちばん強い影響を与えた男性はやはり“彼”(=男性時代の自分)でしょうね 胸の奥に住んでる小さな女の子 つまりあたしは想像上の存在だったのですが、外界と接点の無い文字どおりの箱入り娘で、それはそれは大事にされてましたからね💕

性転換まえの最後の夏 婚約を囁かれるほど仲の良い女性が職場にいて、しかも彼女とふたり従業員控室を独占していた 控室の主たる目的は仮眠と着替え 偶然なのか誘惑なのかその日彼女は下着姿で寝そべり股を開き、うっすらと見えたその場所を気持ち悪いと思ったわたし 『女とセックスすんの無理💥』

かつて男性だったその人を同じ自分とは到底思えず、見方によれば“彼”はあたしの唯一の肉親 この世を生きるのに適さないあたしが なんとか生きてゆけるようにと あたしでも出来る仕事に就いて業界資格も取って生活を安定させてから“彼”は死んだ 遺産で生きているあたし 資格者証はあの人の遺影

男女両方の自分がそれぞれ生きている、という人が身近(note)に現れてしまって、あれこれ考え込んでいる あたし(女性)はこの世を生きたいとは思ってなかったのに “彼”(男性)は一方的にあたしに身体を明け渡して世を去った 客観的には性転換のプロセスだが あたしからすれば“彼”は自殺

わたし自身は首尾よく逃げ切れたから良いものの、中途半端な位置に不時着して動けなくなってしまって人生台無しになってしまったMtF(男→女)に対し恐怖心を伴う共感を覚えるのは ほかならぬわたし自身が かつては中途半端オカマだったからだ ゲイ/オカマの二択しか許されない 悲惨な男性時代

今週毎晩勤務している夜勤現場 あたしは有資格者として参加 ウチの会社、有資格者が少ないらしく あたしとても大事にされてる 工事現場から役所への提出物として あたしひとりで資格者証を持って写真撮られなきゃならないのだけれど、顔写真が男性時代のまま。剃髪で思い詰めた顔つきの男の遺影

自分がどんな人生を生きてきたのか 思い出せない いくつか 『たしかに自分が体験したことだろう』 と思えるものが残っていても 事実関係を照合するのは不可能で 男性時代は被差別民で 子どもの頃は虐められていて いま初めて『女性としてふつう』だが この世には興味が持てなくなっていて

ホロスコープ読むのは思考力を使うから 『自分が』読んでる感じは確かにする 歌ってるときの『身体を貸す』感覚とはだいぶ違う でもさ、じつは2014年に 『占星術の妖精』があたしに “憑いて”くれたから読めるのよ 彼女に生涯そばにいてもらうための儀式は男でないとできないものだった、、

男と女では生活様式がまったく別 物事の把握や記憶の仕方も別 混乱に満ちた端境期を踏み越えて 2年前存在していた男性はもぅいない 教団は元信者を連れ戻すのに熱心で 親子の絆だってそのためのもの だが元信者の彼はあくまで男で ここにいるあたしは女 三途の川を渡るとは これのこと?

わたしは“2代目”だ いわゆるひとつの『魂が肉体に宿る』という見方で言うと、男性時代と現在のわたしでは、宿る魂がちがう だからだろうね、声が違うし髪質が違うし目つきも顔つきもだいぶ異なる 男性の魂を追い出して身体を奪い取ったわけじゃない。それをやるなら最初から女性の身体を狙うよ!

見ず知らずの男性の体験談、 その人、慢性的な内臓疾患を抱えていて、なおかつ体調悪いままで射精していて、想像しただけで気持ち悪くなった。 すこし経って、そっか! ふつう男性は気軽に射精できるもんなんだね! 男性時代わたしは全身から全力で絞り出すようにしてやっと1回分の液体を出してた

かよわい女性になってしまったいま、無敵の男性時代をなつかしむ。

実在の〝彼〟と、架空のわたし(女性)〜ひとつの身体を共有していた、わたしたちの奇妙な共同生活〜

男性が『心のなかに理想の少女を思い浮かべる』というとき、当然自分よりも若い子を想起する。 女性になったわたしは、かなり正確に当時思い浮かべていたのと同じ顔つきをしていて驚く。 かくして女性化と同時に外見年齢も大幅に若返った。これは未来予知だったのか、それとも想像力で創造したのか。