『きっと“地霊と感応"?』――‘地霊'の語意用法が正しけりゃ、その地とは〈岩手の遠野〉〈兵庫の出石〉である…ジブンの場合。初見参の両の地で、肌感したのは新鮮な異郷感…ではなく懐かしき故郷感。エーテル体もわが身から遊離、地の空気と融合…みたいな。そんな“地霊感応地"へ、みたび赴く。
文明7年(1475)2月22日は安祥城主の松平親忠が勢誉愚底を開山として浄土宗大樹寺を創建した日。松平家・徳川将軍家の菩提寺で歴代将軍の位牌を安置。桶狭間合戦直後に住職登誉が松平元康(家康)に「厭離穢土 欣求浄土」の教えを説いた所。自分にとって特別な場所として浮ぶのはどこかなあ。