ライブの定番曲として『どうにもとまらない』などを演奏し続ける米米CLUB。『ちびまる子ちゃん』で『狙い撃ち』のフレーズを広めたさくらももこさんなど「リンダ・チルドレン」の活躍で新しい世代がリンダさんの魅力を知り、90年代にブームが再燃しました!さらに、2000年代に入ってからも…
70年代前半、へそ出しルックで激しく踊り狂い、情熱的に歌いまくるリンダさんは、大人たちの社会からは、恐らく”キワモノ”扱いをされていたのではないかとも思う。それでも、決死の覚悟でそれをやったリンダさんには、そうしなければならない理由があった。音楽は、生きるための切実な戦いだった。
リンダさんのデビュー曲の『こまっちゃうナ』はアイドルソングで、物事がよくわからない、幼くてほんわかした女の子の歌だけれど、自身は決して苦労知らずの”お嬢さん”ではなかった。それに、曲調はけっこう、ひねりが入っていて難しい。これをデビューで歌いこなすのも、相当な歌唱力だと思う。
今思い出したのは、山本リンダさんの『こまっちゃうナ』でした。独特の歌で、20代で初めて聴いてからすぐにハマってしまいました!(笑)😁 ちなみに、『どうにもとまらない』も好きです。IKKOさんがカバーされていました。 どちらの曲もそれぞれに良さがあって、気に入ってます!
21世紀生まれ、身近な社会の違和感,をパンクで叫ぶ四人組、THE LINDA LINDAS。THE BLUE HEARTSの『リンダリンダ』も(日本語で)カバーする彼女たちに、いつかぜひ、山本リンダさんの楽曲も聴いてほしい。。きっと、瞳を輝かせてくれるのではないかと思います!
THE BLUE HEARTSの名曲『リンダ リンダ』について、作者の甲本ヒロトさんは、”特定の意味がある訳ではなく、聴く人が自由に解釈してかまわない”と語っておられるそうです。…ならば、私は勝手に、山本リンダさんの曲だ!と解釈してしまおう!……まあ、半分、冗談ですが……。
アジア系とラテン系の姉妹といとこ、親友の4人で結成されたTHE LINDA LINDASのバンド名は、THE BLUEHEARTSの楽曲からとられたもの。差別や暴力に異議を唱え、「世界をより良いものにしたい」と話す10~16歳の女の子たちの演奏は、飛び切りパワフルで、カッコイイ!
現在、御年70歳のリンダさんは、もちろん現役バリバリ活躍中です。オフィシャルサイトのお写真がお美しすぎて、くらくらしてしまいます…。ところで、最近、LAで、10~16歳の女の子4人組のパンクバンドが注目を集めています。バンド名は、なんと、THE LINDA LINDAS。
復活したリンダさんは、パワーアップした美貌とパフォーマンスで世間を驚かせ、旧来のファンを喜ばせ、新しい世代を魅了しました。2000年代以降も新作やベスト盤が次々リリースされ、倖田來未、モーニング娘。、9mm Parabellum Bullet などが楽曲をカヴァーしています。
次々にヒットを出してナンボだった昭和の歌謡界。やがてリンダさんは表舞台から過酷な営業の日々へ…。でも、彼女のカッコよさを脳髄に叩き込まれた子供たちは、決してその衝撃を忘れませんでした。この際、私自身も含め、リスペクトを込めて、「リンダ・チルドレン」と呼びたいと思います。
『どうにもとまらない』を初めて聞いた時、「めちゃくちゃかっこいい!」と思ったという、山本リンダさん。元々、うぶで可愛い女の子より、強気で突き進む意思を持った女性像こそが、リンダさんの本質だったのでしょう。『こまっちゃうナ』で父を手玉に取った二歳の私は、すでにそれを見抜いていた⁉
「あの頃」、そういえば音楽業界というのは、貧しくて生活が苦しい中で育った若者が、お金を稼いで家族に楽をさせてあげるために、という動機でデビューすることが少なくなかった。自分のことを歌うのではなくて、作曲家や作詞家の「先生」が作った歌を歌う。…それでも、歌い手の魂は込められていた。