エゴン・シーレ展へ。19世紀末ウィーンの画家に20世紀末に大学生だった私は夢中だった。生と死、自己と他者、肉体と精神、自信と不安…振り幅の大きい振り子をどこでバランスするか。シーレ自画像に表れた曲芸のようなバランスに魅かれた。ヒリヒリする若気。今は、風景に見るバランスが心地良い。
笠岡市立竹喬美術館の金谷朱尾子氏の没後20年展を鑑賞。達観しているようで遠くをじっと見据える切れ長の鋭い眼差し、しなやかな身体のラインの人物、ザラッとした力強い独特の色使いの厚塗り、落ち着きつつ鮮やかな色合いの日本画に惹き込まれる…!癌で51歳の若さで早世されているのが悔やまれる