「ハイドン:音楽時計のための作品集」(オルガン:塚谷水無子)。円熟期のハイドンが、音楽時計(=最新技術による自動演奏楽器)によって音楽が未来に残る可能性を思いつつ、オペラや交響曲や室内楽を原曲としながら作り上げた珠玉の作品群。色とりどりの個性に輝く多様なオルガンの響きが魅惑的だ。
「ハイドン:音楽時計のための作品集」(塚谷水無子)。可愛いオルゴールのような音だが音色の変化は無限。カチャカチャとしたノイズはケージのプリペアドピアノを連想した。53台の由緒あるトイピアノを集め、曲ごとに複数台組み合わせを変えて演奏。あちこちから異なる音色が聴こえる録音も面白い。