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【読書】『創作の極意と掟』 筒井 康隆 著 講談社 2014年

「創作の極意と掟」筒井康隆/著 読書感想

6か月前

キヅキは二行で死んだ。あかんではないか。

筒井康隆|「創作の極意と掟」

【忘却度90%】筒井康隆「創作の極意と掟」

なんとなく始めてみました。

現実と幻想、光と闇、秩序と混沌は、常に表裏一体にして地続きである。 しかし我々人類は単純を志向するが故に、多面的な世界や物事の一側面しか見ていない。 日常の中に潜む「戦慄」や「脅威」。 激動と混乱の中にふと訪れる「平穏」。 人生や歴史とは、その繰り返しの積み重ねにすぎない。

筒井康隆氏の『創作の極意と掟』は指南書としてもエッセイ集としても優れており、何度も読み返している良書だ。しかし購入・読了から約2ヶ月後に文庫化されると「なぜ発売後3年3ヶ月待てても3年5ヶ月待てなかったのか。この2ヶ月のずれには宿命論的な意味でもあるのか」と自分に問いたくもなる。