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【 読書感想文 】『 なしくずしの死 』ペシニズム・悲劇・幻想・汚物のごった煮

ルイ・フェルディナン・セリーヌ(1894/5/27 - 1961/7/1)

11か月前

【本】ルイ=フェルディナン・セリーヌ「夜の果てへの旅」。セリーヌが放つ罵詈雑言、悪態の濁流に乗せられて、体験するのは、戦争、差別、貧困といった近代の地獄巡りだ。彼は世界へ「否」を唱えながら、悲惨な方へ突き進む。私たちもセリーヌが描くグロテスクな救いのない世界に生きているのだ。

フランスの小説家 ルイ=フェルディナン・セリーヌ "想像力がなければ、死ぬのはたいしたことない。想像力があると、死ぬのはあんまりだ。"引用「夜の果てへの旅」 想像力ってのは なかなか扱いが難しいものなのかもね。 それにしても2行でここまで表現できるって、小説家は凄いな。