ピション指揮ピグマリオンのモーツァルト「レクイエム」。ふんわりと柔らかい声、生き生きと沸き立つようなオケの響きの何と新鮮なことか。主に少年時代に書かれた教会音楽を組み合わせた大胆な再構成は、ミサの伝統的様式を踏まえつつ作曲家の人生全体を照射するかのよう。この曲にこだわる人は必聴。