めも。マリオ・バルガス=リョサ『シンコ・エスキーナス街の罠』(河出書房新社/田村さと子=訳)2019年9月26日発売。テロが吹き荒れる戒厳令下のリマ。ゴシップ誌に乱交写真をネタに脅迫される大富豪。その背後に隠されている国家の闇とは。 http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309207827/
めも。マリオ・バルガス=リョサ『ラ・カテドラルでの対話』下巻(岩波文庫/旦敬介=訳)7月18日発売予定。上巻は6月15日に刊行されているので上下巻揃う。世界的名著が文庫入りするのは大歓迎。 https://www.iwanami.co.jp/book/b369931.html https://www.iwanami.co.jp/book/b371356.html
ついにマリオ・バルガス=リョサ『マイタの物語』が発売された。本書はジョサ表記(これだけで翻訳者がわかる)だが、いずれにしても真打ち登場に興奮をおさえられない。しかもフアン・ガブリエル・バスケス氏の評付きだけにラスボス感が強まっている。 http://www.suiseisha.net/blog/?p=8138
中公文庫/マリオ・バルガス=リョサ/西村英一郎=訳『ドン・リゴベルトの手帖』 バルガス=リョサはエロを追求しても完璧な小説を書ける。対位法で喩えられる構造や異なる時間を交える文体は本作品でも生きている。アルフォンソとルクレシアの淫靡な関わり。リゴベルトの偏執的な空想。実に艶やか。