岩井志麻子著「ぼっけえきょうてえ」 昔。 本は未読のまま、映画を先に観た。 あまりにも怖すぎた。 怖くて怖くて・・・ 最後まで観ないともっと怖い。 息を呑み、最後までちゃんと観た。 未だに小説は未読。 本棚に鎮座している。 映画。 あまりにも怖くて内容を覚えていない。
ただの豹柄おばさまではない。岩井志麻子『ぼっけえ、きょうてえ』。先生がTVで「今是非読んで」と薦めていた短編「密告函」は村に設置されたコレラ患者密告箱の話。見えないものに追い詰められる、感染症に、何より人の心の闇に。牛が出る「依って件の如し」好き。憧れだけでは語れない田舎の暗さ。