【ヨワビ:10のめ(抜粋)】弱火は、あつかう炎を「とろび」といい、火加減を「よわび」という。それ単独では言葉の由来から「とろび」と訓む。この火力と火量のちがいどちらであろうと、料理に時間をとることは幸福感につながるものでデジタルの令和になって、そこ表現する言葉はまだない
【よわび:9のめ(抜粋)】学校の先生もね。スープといった湯加減の話で教えればいいものを、強い、弱いみたいに火加減で教えるから炊飯の授業で子どもたちは失敗する。学校を出てから勘違いも起きる。まったくトンマな話だよ。
【よわび:9のめ(抜粋)】湯加減と火加減とを区別できない為体(ていたらく)。語感のなさ。経験不足から「とろ火<弱火」という都市伝説が沸いているのだと思う。(参照「言泉(発行年不明)」)
【よわび:9のめ(抜粋)】ホントをいうと、この正体不明の文字が何かは判っていた。中国では失われていたが日本の「古事類苑(1910)」には由来が残っていたからだ。
【よわび:9のめ(抜粋)】現代語訳:例えば「油脂をつかって煮る」とあれば「唐揚げ」すなわち「カツ揚げ」になる。『焼(ショウ)』とは「焼く」ことなので「フライパン」あるいは「焼き網」を使って焼くといいでしょう。(西洋料理指南•上 明治5)