《つぶやき短歌》 ぽわわんと水中ガスが発射して私を飛ばす冬の黄昏 草臥れて雪んこしゃがむ道路はし進行形のシャーレーとなり 犬つげの実は黒々とさんざめく野鳥の恋を啄むらし ─ 林 花埜 ─
《つぶやき短歌》 嗚呼それは慣習となる夜の放尿かくも私は老いてゆくらし
《つぶやき短歌》 図書館でくさめ三回くりかえす私は此処よ知らない誰かに 吸い込んで鼻腔を広げ「ハクション」と楽しみながら自己を愛して もうしっかりと雪景色あした私は働き蜂のオスになる
《つぶやき短歌》 動けぬ足で歩く白く冷たく美しい道ひとりゆく道 咲くことを忘れたようにしづかなるミントの香る冬の黄昏 美しい雪の花見ゆ溶けかけてきっと私は厭らしい
《つぶやき短歌》 恋人に抱かれてみたきセーターで冬には冬のあたたかさあり
《つぶやき短歌》 ちはやぶる雷神の声たからかに動かざればや哀しき玩具
《つぶやき短歌》 会いにゆく白い吐息のあの頃へ戯れのように編むマフラー
《つぶやき短歌》 乏貧に憑かれし尚もひもじくも哀しからずやサイボーグ具備
《つぶやき短歌》 眠りたいけど眠れない頭ずきずき心そわそわ冬の恋? 会いたくてごめんねなんて意味ないよ君と私はゼロたすゼロ くちびるに歌を読み解く気分かな愛してるとは言ってないけど
つぶやき短歌 ちいかわと思いラスクを買ったのにすみっコぐらし…乙女おばさん
つぶやき短歌 アメシストとても綺麗な石だからとても綺麗なBOXの中
★つぶやき短歌 猫の日に わが人生をともにした 先輩猫の名を呼び 想う ムク、ファー、サスケそしてコウスケ
★つぶやき短歌 雪かきのガリガリ響く住宅はみんな出よの狼煙となりて 昨晩、雪が止んですぐに雪かきを始めました。ガリガリ住宅街に響いていたのでしょう。 ご近所から何軒か出できて、一緒に雪かきしました。 まるでガリガリが狼煙のようだったのかしらー😅
つぶやき短歌 寒暁に駆けゆく市民ランナーの苦しき顔も笑顔に見えて くましなさんのストーリーから https://note.com/tokimeke52milai/n/n7a4cabac27a2 走る苦しさも喜びに変えて快走されたのだろう…そう思いました。
つぶやき短歌始めます! ★尖ってたわたくし コロリと角取れて 祖母と同じまあるいおにぎり★ 最近、私が握るおにぎりは丸くなったんですよね。以前はピキン!と角が尖ってたのに。 今日は母が握ったおにぎりが、私のランチです🤗
つぶやき短歌 刻々と変わりゆく空 先人の名付けし色は 朱雀(はねず)だと知る noterのJunさんの詠まれた短歌からhttps://note.com/bleublack16/n/ne8c8f56c944f 朱華という色のことを知りました。
今日もまた 昇る太陽 合掌す 白髪の老人 光差し込む
今日良いと 思った次の日 嫌になる それでもいいさ 信じて行くさ
人の世の 決まり事とは あぶなかし 感じる事こそ 導なりけり
大人には なりたくないと 言う君の 赤くて痛い 荒れた横顔
春昼の 霞む山並み 浮かぶ富士 枝を差すは さくらんぼの花
病み上がり よどんだ私 動き出す 友人からの はよ遊び行こ
熱い喉 込み上げる痰 しみじみと 懐かしくなる 今日この頃かな
季語が好き 入りきれない我がままを 三十一文字でつぶやいてみる
何となく 過ごす昨今 大量の 汗と我らは 大地にぞ生く