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呼吸に意識を向ける。目の前のことに集中する。

橋本(@hashimotoyuro)です

日々過ごしていると、いろいろなものに追われてしまいますよね。

スマホの通知が気になってしまったり、時間に追われてしまったり。時には募る不安や焦りから、自分で自分を追い込むことだってあります。

そんな風に過ごしていると、日常にある小さなことに喜んだり、本当はありがたいことのはずなのに、なんだか当たり前のように感じてしまうようになってしまいます。

心の感覚が鈍くなってしまうのです。

このように、何か自分以外のもののせいで動かされてしまっていたり、不安や焦りというネガティブな気持ちだけで行動してしまうと、脳は本来の力を発揮できません。

逆に、私たちの脳は「ごきげん」な時ほど、想像力や集中力を発揮できることが科学的にもわかってきています。例えばゾーンと呼ばれるような超集中状態(フローといったりします)では、私たち人間は「多幸感」を感じるようにできています。

この感覚は「今、ここ」に集中するところから来ています。今聞こえている音、見えているもの、体の感覚。実は感じているのに、私たちが気がつけていない感覚というのはたくさん存在します。そういった感覚をトレーニングする、研ぎ澄ましていくことは自身のパフォーマンスを発揮する上でも非常に重要なことです。

今日1日を振り返って、あなたは目の前の風景をきちんと見えていましたか?

今日の朝ごはんの味や匂いはどんなものだったでしょうか?

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呼吸に意識を向けるエクササイズ

目の前のことに意識を集中する。選手は競技中にそのような状態を求められます。そんなときにはよく「呼吸」に意識を向けることをオススメしています。

なぜかというと、呼吸は多くの場合「コントロール可能」だからです。

試合中はもちろん、普段の生活に関しても不安を感じてしまったり、イライラしてしまったりする選手によくあるのは、自分のコントロールできない範囲にあるものに意識を向けてしまうことです。

例えば、対戦相手やライバルといった他人。本番で自分の力以上のものを発揮しようとしすぎること。これらはいずれも、「今、ここ」という限られた中ではコントロール不可能です。そこに目を向けたとき、逆に自分がコントロールできるはずのものに目がいかなくなってしまいます。

だからこそ、呼吸に意識を向けるという手札をあらかじめ準備しておくことは緊張感が高まる場面においてその対処につながります。

よくやるのは3秒かけて吸って、少し止めてから6秒ぐらいかけて吐き出すというものです。オフィスでこのエクササイズをやるときには、椅子に座ったまま目を瞑って、3分間ほどやってもらいます。このときに聞こえる音や呼吸で体が膨らむ感覚にも意識をむけてもらいます。

短時間ではありますが、終わった後は頭がスッキリすると評判です。

最近ではとある漫画でも呼吸が大事とされてますよね。しかし、あれほど長くがっつりやると疲れてしまうかもしれません。

まずは毎日数分。心を落ち着ける訓練を少しずつやってみるのはいかがでしょうか?

ぜひお試しくださいね。


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Hashimoto Yuro / スポーツメンタルコーチ
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