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2024年好きなマンガを振り返るその2

あけましておめでとうございます、新年1発目の記事は年跨ぎと。

まずその1はこちら。


読まなくてもこの記事は読めますけどね‼︎ では早速。

クライマックスネクロマンス(水上悟志,瀬戸一里 著)

ワタクシhasegawonderが1番好きな漫画家さんと言っても過言ではない、というか1番好きでお馴染みの水上悟志先生なんだけど今年は単行本が出ない……と思いきや。

瀬戸先生は水上先生の元アシスタントかつ、代表格である「惑星のさみだれ」の公式スピンオフ「その後のヒーロー」を託された方。

つまりその師弟関係がある2人が組んだ作品が、面白くないワケないじゃん‼︎

なんせストーリーは水上悟志先生、パッと見の表紙からは信じられないくらい濃厚で捻りのあるシナリオが待ち構えてるわけであるのは確実。フゥー早く続き出ねぇかな‼︎

無敗のふたり(遠藤浩輝 著)

遠藤浩輝先生が「オールラウンダー廻」以来の格闘マンガを描くぞ‼︎ となりゃもうワクワクするなっつー方が無理なのよ。

前作「愚者の星」が強めのSFでキッチリ面白かったのに、明らかな打ち切りだったのが悲しかったけども、まさに廻のテイストよりさらに軽快な印象の今作はそれまでの反動かっつーくらい軽い‼︎ 全然それが悪い意味ではなく。

コメディタッチな内容かつ、前作と違ってヘッドギアがないMMAなのでキャラの顔が見えるのもいい感じ。

今後を考えても面白くなる要素しかないのがサイコー‼︎

黄泉のツガイ(荒川弘 著)

荒川先生って恐ろしく緻密に話を考えてそうな気がするんだよな。

別に調べてるわけじゃないんだけど、展開とかアクションとかビタビタにキッチリちゃんとここで決まるとか、ここでそのセリフを言わせると衝撃的になるとかぜーんぶ先生の掌で踊らされてるような感覚というか。

こう、筋書きの上でも余裕綽々で遊びの部分も決めてる感じというか。「鋼の錬金術師」は完成度の高い作品だったけど、これは手癖の部分も分かってて全部詰め込んだ上で遊んでる感じがするんだよなぁ。考えすぎか?

このマンガは、マンガの歴史に余裕で名前を刻むタイプの作品だと思いますよ。客観的に見れば余裕のNo. 1て感じ。

ドカ食いダイスキ! もちづきさん(まるよのかもめ 著)

SNSでバズりまくりのドカ食いマンガで、まぁキャッチーな作品だと思わないでもないんだけど個人的には結構怖いマンガだと思ってて。

もちづきさんは基本的に食べることに楽しみを持ってるんじゃなくて、あるのはただの焦燥感のみという感じでそれはまぁ新しい。その原因がおそらく仕事のストレスなんじゃないか? ってのがこっちの不安感を煽ってくる。今のところ会社の人たちにクソ上司とかいないのに、平気で0時くらいまで残業してたりするとこもちと狂気を感じるし……

ヤングアニマル系列なのに、エロの要素があんまないのも良い。個人的に食マンガにエロ要素は邪魔だと思うので、安心できる。食シーンも獣のようなガツガツ行くスタイルだし、結構あっさり食べる表現が多いとこにもまた怖さを感じる。

別の意味で、最後どうなるのかが気になるマンガではある。

らーめん再遊記(久部緑郎, 河合単 著)

天才原田編がめちゃくちゃ良かった……

若かりし頃に天才だった人間の末路、というところだけにしないでちゃんと結果まで書き切った上で、最後の芹沢さんの一応「裏表のない」シビれるセリフで締める辺り、かなり本気を感じたシリーズだった。

らーめん再遊記シリーズって、実際のラーメンのブームとか流行りとは実は意図的にちょっと違う方向にしてるとは思ってるんだけど、作品の中で言ってることというかテーマにしてることはこの芹沢さんの言ってる「万人の形式」ってことに凝縮されてる気がするんだよな。それがめちゃくちゃ感じられたいいシリーズだった‼︎

一勝千金(サンドロビッチ・ヤバ子、MAAM 著)

サンドロビッチ・ヤバ子先生が原作の時点で「女子格版ケンガンアシュラ」だろと思ってたが、3巻まではそこにもうちょっと各キャラの設定を活かして違う方向性にしようとしてんのかな? という気がしてたんだけども。

4巻はもうほぼケンガンじゃないか、ケンガンのキャラ出てきたし‼︎

むしろこの感じの方が俺は面白いかもしれんな、戦う相手のバックグラウンド出てきてからの格闘って感じの方が。


てなワケで今回はここまで、vol.3が出来れば公開しますのでまた次回お目にかかりましょう‼︎

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