経営企画チーム
当社では、社会環境や経営環境、行政の福祉施策などの変化に適応するために、希望者が集まって「経営企画チーム」として部署を横断して取り組んでいます。
経営企画チームでは、社会課題や人・組織のマネジメント、人間力などをテーマに定期的に勉強会を開いています。
クロスSWOT分析
当社では毎年、中期経営計画を立案していますが、その根幹となるのが経営企画チームで行なっているクロスSWOT分析です。
近年、SWOT分析は意味がないといった経営学者や経営者もおられるようですが、当社では課題を浮き彫りにするにはシンプルで分かりやすいツールとして重宝しています。次のような分析ができました。
重要課題の抽出
当社では、この分析の中から、6つの重要課題を抽出しました。
人材マネジメントと企業文化の醸成
支援の質と専門性の向上
業務改善とDXの推進
垂直展開と新規開発の促進
保護者支援と広報の強化
地域の子ども支援と社会課題解決の推進
人材マネジメントと企業文化の醸成
人材戦略に基づき、現有人材と目標人材のギャップを埋めるマネジメントに取り組みます。人材戦略が経営戦略の実現を決定づけます。
個人と会社のパーパス連動、エンゲージメントと心理的安全性の向上、健康経営、福利厚生を通じて、社員間や社員と会社との間の信頼関係の構築と、働きがいや幸福度、メンタルヘルスや睡眠などの改善に取り組みます
支援の質と専門性の向上
ステップアップ研修、専門職の役割、エビデンスベース、満足度、ペアトレ、保護者連携、運営管理の効率化、支援開発、地域教育などに取り組みます。
業務改善とDXの推進
業務の効率化、書式などの統一、DXと生成AIの活用、会計業務のDX、部署間連携の強化に取り組みます。
垂直展開と新規開発の促進
現在当社の事業は、行政の認可による事業に偏っています。大きな施策の転換や大幅な減算が決定されれば、経営そのものが揺らぐ可能性があります。
会社としては、行政に依存しない事業を展開することでリスクマネジメントする必要があります。
まずは私たちの培ってきた技術や知識を発展することで成り立つ新規事業の開発に取り組みます。
既存事業を深掘りすると同時に、新事業を探索・開発(両利きの経営)し、行政依存事業オンリーから脱却(農業、ICT)、異結合(イノベーション)などに取り組みます。
保護者支援と広報の強化
デジタルによる情報共有やペアレントトレーニング、ホームページやSNSを利用した家庭での支援プログラムの提供などに取り組みます。
医師や福祉施設の施設長、大学教授などアドバイザーのご協力も得ながら進めます。
地域の子ども支援と社会課題解決の推進
ヤングケアラー、ケアリーバー、引きこもり、駆け込み、貧困、食事、学習機会、学習支援、プログラミング機会、生理用品、子育て世代、シングルペアレント、小児がん、病気など地域の子どもに関する社会課題は無数にあります。
私たちはこれらの社会課題の解決に挑戦するとともに、地域にアウトリーチして発達支援が必要な児童を早期発見することに取り組みます。
具体的な取り組みとして、サポートスクール、フリースクール、就労支援スクールを通じて地域の子どもの引きこもりや孤立、生産年齢人口減少など社会課題の解決に挑戦します。
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