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歌舞伎座の今

 緊急事態宣言解除後、最初の週末。自分で車を運転して東銀座まで、行ってきました。
 車窓から見る銀座の街はかなり賑わっていて、カルティエやエルメスなどのハイブランドも店を開けていました。

 残念なことですが、このまま無事に収束というわけにはいかない。
 2週間後にまた、何ごとか起こるのではと、心配になりました。

 車を出した目的は、もちろんハイブランドでもなく、デパ地下でもありません。歌舞伎座はどうなっているのかが気になったのです。

 歌舞伎座正面に車を止めて、5分くらいでしょうか。あちこち見て回りました。
 正面玄関には、高くはありませんが鎖が張られています。室内も灯りがついていますが、従業員の姿はありません。正面、右手にある番頭さん達の席も、テーブルや椅子は片づけられており、電話や事務用品がまとまっていました。いつもの賑わいのある劇場しか知らないので、なにか、別の場所を訊ねているような錯覚に陥ります。

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年々、演劇を観るのが楽しくなってきました。20代から30代のときの感触が戻ってきたようが気がします。これからは、小劇場からミュージカル、歌舞伎まで、ジャンルにこだわらず、よい舞台を紹介していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。