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ウィーン大学のジャーナルにエッセイを発表しました。どうぞお読み下さい。
これまでも時折、お知らせしてきましたけれど、ウィーン大学の日本学科が定期的に刊行している「MINIKOMI」というジャーナルに、エッセイを書き、インターネットにもアップロードされました。無料でダウンロードできますので、どうぞ、興味のある方は、お読み下さい。
この号は、平成特集です。私は日本演劇について書くように求められたのですが、平成は長期にわたった時代です。日欧の文化交流にしぼり、しかも、蜷川幸雄、野田秀樹を中心に原稿をまとめました。
バブル期にはじまった平成が、やがて破綻し、日本が国力をうしなっていく。それとともに、海外交流も大規模な引っ越し公演からの転換を迫られていきます。また、劇場にも芸術監督が置かれるようになり、集中的な権限と予算を握った演劇人が、有利な立場で交流を続けていきました。
私としては、これまであまり扱ってこなかったTopicですが、英文だということもあり、自由に書けたように思います。
昨年は、自由な渡航が制限され、国際交流がむずかしいと思われました。ところが、世界の人々がインターネットに集中して関わったために、これまでにない交流ができた年ともいえそうです。
まだまだ、予断は許しませんが、入国禁止などの政策やロックダウンで、すべてを諦めることはない。自国に閉じこもり、自宅での自粛を強いられる生活のなかでも、リアルな言葉を伝える方法はないか、考えて行きたいと思っています。
International Exchange in Heisei-era theatre
Spotlight on Ninagawa Yukio and Noda Hideki https://journals.univie.ac.at/index.php/aaj/article/view/4307
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長谷部浩のノート お芝居と劇評とその周辺
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年々、演劇を観るのが楽しくなってきました。20代から30代のときの感触が戻ってきたようが気がします。これからは、小劇場からミュージカル、歌舞伎まで、ジャンルにこだわらず、よい舞台を紹介していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。